漢方薬(方剤・生薬)

日本における「最古の漢方医学文献」は?

朝鮮半島・中国を経由し伝えられたものをもとに…、

平安時代初期、大同3年(808年)に編集されたと伝えられる「大同類聚方」全100巻が日本最古の医学書とされてはいるのですが、原本が残っておらず、また偽書とされるものも多くあるため、最も古い日本の漢方医学文献は現存するものとして、平安時代の984年、丹波康頼の撰による「医心方」が重要な著作とされています。