鍼灸(はり・きゅう・ツボ)

「瞑眩」(めんげん)って、どんなもの?

「好転反応」とも呼ばれる生理反応です

「瞑眩」(めんげん)は、好転反応とも呼ばれ、鍼灸治療などを受けたあと、一時的に身体のだるさや眠気・微熱・尿が濃くなる、などといった現象が生じる反応で、極端な場合には下痢や嘔吐、また少し症状が悪化したように感じる体調の変化を意味する言葉です。

しかしそれは心配には及ばず、治療により組織の代謝や血液循環が良くなることにより生じるもので、身体の中に溜まっていた老廃物や細菌・毒素などを体外に排泄しようと身体が自ら行っている生理反応で、むしろ効果の現れる証拠であるとされています。

ですから治療者は、患者の年齢や体力などを考慮した上で、最も無理なく疾患が治癒するように治療による刺激量を調整しているのです。