東洋医学における診察・診断である「証」は、主証と客証に分けられますが、それを膝の痛みと腰痛で例えるとすれば、膝の痛みのために歩き方が変であったために腰が痛くなった場合において、元々あった膝の痛みが<主証>、またそれを原因として生じた腰の痛みが<客証>と呼ばれるのです。
すなわち主証と客証は、まるで家の主人と客のように、元の病気とそれにより二次的に引き起こされる疾患というわけですね。