「東洋医学」の特徴は、人間を特別な存在として理解するのではなく、自然界に存在する動植物や万物と同様、この地球という星を構成する大宇宙のうちの一部として捉えている点にあります。
夜と昼、女と男、寒と暑など、全てのものは陰と陽に分けられ、またそれらは五行(ごぎょう)と呼ばれる <木> <火> <土> <金> <水>という属性に分類されます。
そしてそれらのバランスが保たれている状態を健康とし、それが崩れている状態を病気としているのです。
「何か体調がすぐれない」などといったまだ病気とは言えない「未病」の段階、つまり病気になってから治すのではなく、病気にならないうちに対処する。
また代謝や免疫力を向上させるとともに、自身に本来備わった「自己治癒能力」を最大限に引き出し、病に打ち克つ強い心と身体を作る医療。
それこそが、時代を超え永きに渡り伝えられてきた「東洋医学」という名の素晴らしい理念なのです。