一般用医薬品

カロヤン S

リスク区分 第二類医薬品

製品の特徴

ふけ、かゆみや若はげ(壮年性脱毛症)、薄毛などに効果のある脱毛予防、発毛促進の医薬品です。 主成分の塩化カルプロニウムは、頭皮から吸収され、頭皮の血管を拡張して血流を増大し、毛根の細胞を活性化させます。また、ヒノキチオールは、毛根賦活作用の他に殺菌作用があり、菌の増殖が原因で起こるふけ、かゆみに効果があります。さらに「カロヤンS」には保湿作用があり、薬剤の効果を高めると共に、頭皮、毛髪をしっとりさせて保護します。発毛促進、育毛、ふけ、かゆみに。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる。)
次の部位には使用しないこと
  1. きず、湿疹あるいは炎症(発赤)等のある頭皮。
  2. 頭皮以外。
  1. 次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談すること
    1. 本人または家族がアレルギー体質の人。
    2. 薬や化粧品等によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
    使用後、次の症状があらわれた場合
    (使用を中止し、水またはぬるま湯で洗い流すこと)
    関係部位
    症状
    頭皮
    発疹・発赤、かゆみ、はれ
    その他
    全身性の発汗、それに伴う寒気、ふるえ、吐き気
  3. 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、使用を中止し、水またはぬるま湯で洗い流して、医師又は薬剤師に相談すること
    関係部位
    症状
    頭皮
    刺激痛、局所発汗、熱感

効能・効果

  • 発毛促進、育毛、脱毛(抜毛) の予防
  • 若禿(壮年性脱毛症)、薄毛
  • ふけ、かゆみ
  • 病後・産後の脱毛
  • 粃糠性脱毛症、円形脱毛症、びまん性脱毛症

成分・分量

100ml中
成分分量
塩化カルプロニウム水和物1.09g(塩化カルプロニウムとして1g)
ヒノキチオール0.05g
パントテニールエチルエーテル
1g
酢酸トコフェロール0.01g
サリチル酸0.2g
l-メントール
0.3g
塩酸ジフェンヒドラミン0.1g
添加物としてdl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、エデト酸ナトリウム、プロピレングリコール、ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、pH調整剤、黄色5号、香料、エタノールを含有する。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光のあたらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管すること。
  2. 小児の手の届かない所に保管すること。
  3. 他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり、品質が変わる。)
  4. 火気に近づけないこと。
  5. アルコールなどに溶けるおそれのあるもの(メガネわく、化学繊維等)には、付着しないようにすること。
  6. 染毛料をご使用の方は完全に染毛を終え、十分に水で洗ったのち本剤を使用すること。(すすぎが不完全な場合、まれに衣服を汚すことがある。)
  7. 本剤の使用期限は容器及び外装に記載してあるので、使用期限内に使用すること。

用法・用量

1日2-3回、適量を頭髪地肌にすりこみ、軽くマッサージする。
用法・用量に関連する注意
  1. 用法・用量を厳守すること。
  2. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。
  3. 目に入らないように注意すること。万一、目に入った場合には、すぐに水またはぬるま湯で洗うこと。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けること。
  4. 液のついた手で、目など粘膜にふれると刺激があるので手に付いた液は、よく洗い落とすこと。
  5. 頭皮にのみ使用すること。

効果的にお使いいただくために

  1. まず洗髪をして頭皮の余分な油をとります。
  2. 次に頭皮のほてりをさましてから、カロヤンSをつけ、頭皮地肌によくすりこみます。
  3. 最後にマッサージで血行を促し、リラックスしましょう。

    • 洗髪直後や湯上がり直後は発汗しやすいので、ほてりをさましてからつけてください。
    • 1回に大量使うより、適量(1回2-3ml)を毎日根気よく使うほうが効果的です。そのままふりかけるか、脱脂綿あるいはスポンジ等に薬液をしみ込ませて頭髪地肌にすりこんでください。(*瓶を振って薬液を軽く振り出した場合、液は1回で約0.5ml出ます。4回でほぼ2mlです。)
    • 女性の方は、髪を分けて地肌によくすりこんでください。
    • つけた時、液が軽く泡立ちますが、薬の性質によるもので心配はありません。
    • マッサージは指先で頭皮を軽くもむようにしてください。爪などで傷つけないように、また、先の尖ったクシや金属ブラシは地肌を傷つける恐れがあるので使用しないでください。ブラシをお使いになる時は、なるべく獣毛のものをお選びください。

製薬会社

第一三共ヘルスケア