製品の特徴
アレルギーによる鼻炎や皮ふの症状の改善薬です。花粉やハウスダスト等によるアレルギー性鼻炎や食物等のアレルギーによるじんましん、湿疹・かぶれ等アレルギー症状に使用する薬です。
かぜ等の鼻炎症状や虫さされや化膿等による皮ふのはれ、かゆみには使用しないでください。
症状がアレルギーによるものかどうかわからない場合は、医師又は薬剤師に相談してください。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり副作用・事故が起こりやすくなる)
- 次の人は服用しないでください
- 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人
- 15歳未満の小児
- 妊婦又は妊娠していると思われる人
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬) - 服用時は飲酒しないでください
- 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気があらわれることがあります。) - 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさけてください
- 長期連用しないでください
相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
- 医師の治療を受けている人
- 高齢者
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
(5)アトピー性皮ふ炎、またはアトピー素因があると診断を受けた人
(6)気管支ぜんそくの診断を受けた人
(7)発熱やせき、黄色で粘りのある鼻みずなどのかぜ症状がある人
(8)鼻炎の場合でアレルギー性鼻炎か、かぜによる鼻炎かわからない人
または、皮ふの症状が「じんましん、湿疹・かぶれ」によるものか、
虫さされや化膿等他の原因によるものかわからない人
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、説明書をもって医師又は薬剤師に相談してください
- 服用後、次の症状があらわれた場合
皮 ふ・・・発疹・発赤
消化器・・・悪心・嘔吐、口内及び口周囲のあれ、食欲不振、胸やけ、胃部不快感、腹痛
精神神経系・・・倦怠感、めまい、頭痛、手足のしびれ
肝 臓・・・全身のだるさ、皮ふや白目が黄色くなる
その他・・・顔面のほてり、動悸、息苦しさ、鼻乾燥、頻尿、排尿困難、血尿、浮腫、月経異常 - 鼻炎の症状に用いる場合は1週間、皮ふの症状に用いる場合は3日間服用しても症状の改善がみられない場合
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強がみられた場合には服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください
口のかわき、便秘、下痢、眠気 - 鼻炎の症状の場合で2週間以上服用する場合は、医師又は薬剤師に相談して服用してください
- じんましん、湿疹・かぶれなどの皮ふの症状の場合で、症状の軽減がみられるが繰り返し症状が起こるなど1週間以上症状が継続する場合は、医師又は薬剤師に相談してください
効能・効果
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和
鼻づまり、鼻みず、くしゃみじんましん、湿疹・かぶれによる次の症状の緩和
皮ふのはれ、かゆみ
成分・分量
成人1日量4錠中に以下の成分を含みます。
アゼラスチン塩酸塩 2mg
アレルギー症状の原因となるヒスタミンやロイコトリエンなどの作用を抑えて、鼻や皮ふのアレルギー症状を緩和します
添加物として、タルク、炭酸Ca、トウモロコシデンプン、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース、カルナウバロウ、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸、ステアリン酸Mg、セラック、セルロース、二酸化ケイ素、白糖、プルラン、ポビドン、マクロゴールを含有します。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。また、本容器内に他の薬剤等を入れないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
- 使用期限をすぎた製品は使用しないでください。
用法・用量
次の量を朝食後及び就寝前に水又はお湯で服用してください。
成人(15歳以上)・・・2錠/1回、2回/1日
小児(15才未満)・・・服用しないこと
ただし、鼻炎の症状に用いる場合は1週間、皮ふの症状に用いる場合は3日間服用しても症状の改善がみられない場合には服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。用法・用量に関連する注意
- 花粉など季節性のアレルギー性鼻炎による症状に使用する場合は、花粉飛散期に入って症状が出始めたら、症状の軽い早めの時期からの服用が効果的です。
- 早めにのみこんでください。長く口中にとどめると苦味を感じることがあります。これは成分自身の苦味によるものです。また、服用後にも苦味を感じることがあります。
- 錠剤の取り出し方
錠剤の入っているシートの凸部を指先で強く押して、裏面の膜を破り、錠剤を取り出して服用してください。(誤ってシートのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さるなど思わぬ事故につながります。)