一般用医薬品

ムヒ HD

リスク区分 指定第二類医薬品

製品の特徴

シャンプーしても治まらない頭皮などのかゆみ・湿疹の治療薬です。かゆみ止め成分と清涼感成分がすばやくかゆみを抑え、抗炎症成分(PVA)がかゆみの元となる炎症を鎮めます。また2つの修復促進成分(アラントイン、パンテノール)が荒れた皮膚組織の修復を助け、かゆくなりにくくしていきます。直接自分では確認しにくい頭皮の患部にピンポイントで濡れるので、手や髪の毛を汚さずしっかり塗布することができます。ベタつかない透明ローションで、サラッとしていますが、頭皮につけた時に目や耳にたれにくいよう適度な粘度を持たせています。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
  1. 次の部位には使用しないでください
    1. 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等又は化膿している患部。
    2. 創傷面、目の周囲、粘膜等。
  2. ステロイド成分を含んでいるため、同じ部位に長期運用しないでください(目安として顔面で2週間以内、その他の部位で4週間以内)
    特に顔面の広範囲に続けて長く使用すると赤ら顔のようになることがあります。

相談すること

  1. 次の人は使用前に医師又は薬剤師に相談してください
    1. 医師の治療を受けている人。
    2. 本人又は家族がアレルギー体質の人。
    3. 薬や化粧品等によりアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人。
    4. 患部が広範囲の人。
    5. 湿潤やただれのひどい人。
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、この説明文書をもって医師又は薬剤師に相談してください
    1. 使用後、次の症状があらわれた場合。
      関係部位症状
      皮ふ発疹・発赤、かゆみ、はれ
      患部みずむし・たむし等の白せん症、にきび、化膿症状、
      持続的な刺激感
    2. 5-6日間使用しても症状がよくならない場合。

効能・効果

かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、あせも、じんましん、虫さされ

成分・分量

有効成分(100g中)
成分分量はたらき
ジフェンヒドラミン塩酸塩1.0gかゆみ原因物質(ヒスタミン)のはたらきをブロックし、起きているかゆみをしっかり抑えます。
プレドニゾロン吉草酸エステル
酢酸エステル(PVA)
0.15gアンテドラッグ型抗炎症成分で、かゆみの元となる炎症をしっかり抑えます。
l-メントール3.5g清涼感を与え、かゆみをすばやく鎮めます。
アラントイン0.2g荒れた皮ふ組織の修復を助けます。
パンテノール(プロビタミンB5)1.0g肌細胞の正常なはたらきを助けます。
イソプロピルメチルフェノール0.1g殺菌作用があります。

添加物としてエデト酸Na、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、乳酸、乳酸Na、エタノールを含有します。

保管及び取扱い上の注意

  1. 小児の手のとどかない所に保管してください。
  2. 高温をさけ、直射日光の当たらない涼しい所に密栓して保管してください。
  3. 他の容器に入れかえないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  4. 火気に近づけないでください。
  5. 液がたれないように注意して使用してください。
  6. 次の物には付着しないように注意してください。(変質する場合があります。)
    床や家具などの塗装面、メガネ、時計、アクセサリー類。プラスチック類、化繊製品、皮革製品、寝具等。
  7. 使用期限(ケース底面及び容器底面に西暦年と月を記載)をすぎた製品は使用しないでください。
    使用期限内であっても、品質保持の点から開封後はなるべく早く使用してください。
  8. 液もれを防ぐためキャップをしっかり閉めてください。
  9. 染めた髪につくと色落ちすることがあります。

用法・用量

1日数回、適量を患部に塗布してください。

容器の使用方法

  1. 容器を横にしてキャップを開けると液がたれる場合がありますので、キャップを上に向けて開けてください。
  2. 使用する時は、容器の先端を患部に軽く押し当てて塗布してく
    ださい。

用法・用量に関連する注意

  1. 定められた用法・用量を守ってください。
  2. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。なお、本剤の使用開始目安年齢は生後6ヵ月以上です。
  3. 目に入らないように注意してください。万一目に入った場合には、すぐに大量の水又はぬるま湯で洗い、直ちにこの説明文書をもっで眼科医の診療を受けてください。
  4. 本剤は外用にのみ使用し、内服しないでください。

製薬会社

池田模範堂