製品の特徴
3つのはたらきをもつ抗アレルギー薬ケトチフェンフマル酸塩を配合。アレルギーの発症から悪化までのメカニズムに作用し、軽い症状を感じたときから、アレルギーをコントロールすることができます。
抑える(抗アレルギー作用)・・・アレルギー症状を引き起こす誘発物質が体内に放出されないように元から抑えます。
鎮める(抗ヒスタミン作用)・・・ヒスタミン受容体をブロックし、既に起こってしまったアレルギー症状を鎮めます。
ひどくしない(抗炎症作用)・・・粘膜の炎症を改善し、症状が繰り返し起こりにくい状態を保ちます。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
- 次の人は使用しないでください。
- 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 1才未満の小児
- 点鼻薬と併用する場合には、使用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気等があらわれることがあります)
相談すること
- 次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
- 医師の治療を受けている人
- 減感作療法等、アレルギーの治療を受けている人
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 次の症状のある人
はげしい目の痛み - アレルギーによる症状か他の原因による症状かはっきりしない人
とくに次のような場合はアレルギーによるものとは断定できないため、使用前に医師にご相談ください。
- 片方の目だけに症状がある場合
- 目の症状のみで、鼻には症状がみられない場合
- 視力にも影響がある場合
- 目やにの多い場合
- 妊婦又は妊娠していると思われる人
- 使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位 | 症状 |
皮ふ | かゆみ**、発疹 |
目** | 目の充血、刺激感*、痛み*、はれ*、かゆみ*、目のかすみ、目の乾燥、目がまぶしい |
その他 | 眠気、頭痛、口のかわき |
- 目のまわりを含みます。
- *人によっては、使用開始初期(1-2日目)にまぶた、目の周囲、頬などにひどいかゆみ、はれ、痛みなどの症状があらわれることがあります。
- 次の場合は使用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
- 目のかすみが改善されない場合
- 1週間位使用しても症状がよくならない場合
- 次の場合は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
症状の改善がみられても使用期間が2週間を超える場合
効能・効果
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)
成分・分量
100ml中
ケトチフェンフマル酸塩69mg(ケトチフェンとして50mg)
添加物:ベンザルコニウム塩化物、グリセリン、pH調節剤
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光を避け、なるべく涼しい所にキャップをきちんと閉めて、保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 誤用を避け、品質を保持するために、他の容器に入れかえないでください。
- 汚染を避けるため、他の人と共用しないでください。
- 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。また、開封後は使用期限内であってもなるべく速やかに使用してください。
用法・用量
1回1-2滴、1日4回(朝・昼・夕方及び就寝前)点眼してください。用法・用量に関する注意
- 花粉など季節性のアレルギーによる目の症状に使用する場合は、花粉飛散期に入って症状が出始めたら、症状の軽い早めの時期から使用が効果的です。
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
- 目の周囲に流れ出た液はすぐにふきとってください。
- 容器の先が、まぶたやまつ毛に触れると、目やにや雑菌等のため、薬液が汚染又は混濁することがあるので注意してください。また、混濁したのものは使用しないでください。
- コンタクトレンズの装着液として、また、コンタクトレンズを装着したまま使用しないでください。
- 本剤は点眼用にのみ使用してください。
- 使用する前に手をきれいに洗ってください。
- 下まぶたを軽く押し下げ、真上から1-2滴を点眼してください。容器の先がまぶたやまつ毛に直接触れないように、また、使用後も容器の先端やキャップは清潔に取り扱ってください。
- 滴下した後、目を閉じて、液を目にいきわたらせてください。使用後はキャップをしっかりと閉めてください。
- 目の周囲に流れ出た液はすぐにふきとってください。