製品の特徴
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎による鼻みず、鼻づまり、なみだ目などの症状を効果的に抑える薬剤を配合したカプセル剤です。鼻粘膜の充血や腫れを抑え、鼻づまりを緩和する塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)の代替成分として、新成分・塩酸プソイドエフェドリン(PSE)を配合しています。抗ヒスタミン薬、抗炎症薬、血管収縮薬などがバランスよく配合されているので、急性鼻炎・アレルギー性鼻炎に効果が期待できます。
抗ヒスタミン作用が強力で、眠気などの副作用が少ないd-マレイン酸クロルフェニラミンおよび鼻炎に伴う頭重感・眠気を防ぐ無水カフェインを配合。子ども(7才)から大人まで幅広く服用できます。24カプセル入。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
- 次の人は服用しないでください
- 本剤又は鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人
前立腺肥大による排尿困難 - 次の診断を受けた人
高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
他の鼻炎用内服薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬)、塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬) - 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります) - 長期連用しないでください
相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 高齢者。
- 本人又は家族がアレルギー体質の人
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。
高熱、排尿困難、むくみ - 次の診断を受けた人。
緑内障、腎臓病 - モノアミン酸化酵素阻害剤(塩酸セレギリン等)で治療を受けている人。
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この説明文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
関係部位 | 症状 |
皮ふ | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振 |
精神神経系 | めまい、不眠、神経過敏、頭重 |
その他 | 排尿困難、顔のほてり、異常なまぶしさ |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 | 症状 |
ショック (アナフィラキシー) | 服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる。 |
皮膚粘膜眼症候群 (スティーブンス・ジョンソン症候群) 中毒性表皮壊死症 (ライエル症候群) | 高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる。 |
偽アルドステロン症 | 尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる。 |
- 5-6日間服用しても症状がよくならない場合。
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください
口のかわき、便秘
効能・効果
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸症状の緩和くしゃみ、鼻みず(鼻汁過多)、鼻づまり、なみだ目、のどの痛み、頭重(頭が重い)
成分・分量
1日量(6カプセル)に次の成分を含んでいます。
成分 | 含量 | 働き |
d-マレイン酸クロルフェニラミン | 6mg | くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどのアレルギー症状を抑えます。 |
塩酸プソイドエフェドリン | 180mg | 鼻の粘膜の充血やはれをとり、鼻づまりを改善します。 |
ベラドンナ総アルカロイド | 0.4mg | 鼻汁の分泌を抑え、鼻みず、なみだ目を緩和します。 |
塩化リゾチーム | 90mg(力価) | 炎症を抑え、のどの痛みなどを緩和します。 |
グリチルリチン酸 | 200mg | 炎症を抑え、のどの痛みなどを緩和します。 |
無水カフェイン | 150mg | 鼻炎による頭の重い感じをしずめます。 |
添加物として、タルク、ステアリン酸Ca、炭酸Ca、セルロース、黄色5号、ラウリル硫酸Na、酸化チタン、ゼラチンを含んでいます。
保管及び取扱い上の注意
- 小児の手のとどかない所に保管してください。
- 直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れかえないでください。
- 使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
用法・用量
1日3回、毎食後に次の量を服用してください。
年齢 | 1回量 |
15才以上 | 2カプセル |
7才以上-15才未満 | 1カプセル |
用法・用量に関連する注意
- 用法・用量を必ず守ってください。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
- カプセルの取り出し方カプセルの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用してください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります)