一般用医薬品

コンタック 600 ファースト

リスク区分 第二類医薬品

製品の特徴

ケトチフェンフマル酸塩(抗アレルギー薬)を配合した鼻炎薬です。花粉、ハウスダストなどによるくしゃみ、鼻みず、鼻づまりの緩和にすぐれた効果を発揮します。医薬品。 ・抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症の3つの作用で症状を緩和します。 ・花粉症などによるくしゃみ・鼻みずなどの症状の出始めから、1日2回の服用で効果を発揮します。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)
  1. 次の人は服用しないでください
    1. 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. てんかん又はけいれん発作を起こしたことがある人。
    3. 15歳未満の小児。
  2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください
    他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内服薬を含む)、
    抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬)
  3. 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
    (眠気があらわれることがあります。)
  4. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合には授乳を避けてください
    (動物試験で乳汁中への移行が認められています。)
  5. 服用時は飲酒しないでください

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
    1. 医師の治療を受けている人。
    2. 減感作療法等、アレルギーの治療を受けている人。
    3. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    4. 高齢者。
    5. 本人又は家族がアレルギー体質の人。
    6. アレルギーによる症状か他の原因による症状かはっきりしない人。
    7. 次の症状のある人。
    8. 次の診断を受けた人。
      気管支ぜんそく、アトピー性皮ふ炎
      排尿困難
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この説明文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
    1. 服用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位
      症状
      皮ふ
      紅斑、発疹、浮腫、かゆみ
      鼻血
      精神神経系
      めまい、ふらつき、だるさ、頭痛、味覚異常、しびれ感
      消化器
      悪心・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、口内炎
      その他
      どうき、ほてり、頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、月経異常、体重増加
    2. 1週間位服用しても症状がよくならない場合
  3. まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
    症状の名称
    症状
    中枢神経症状
    一過性の意識消失、けいれん、興奮等があらわれる。
    肝機能障害
    発熱、発疹、全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。
  4. 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください
    口のかわき、便秘、下痢、眠気
  5. 次の場合は、医師又は薬剤師に相談してください
    症状の改善がみられても服用期間が2週間を超える場合

効能・効果

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず(鼻汁過多)、鼻づまり

成分・分量

2カプセル(1日量)中に次の成分を含んでいます。
●ケトチフェンフマル酸塩:2.76mg(ケトチフェンとして2mg)

添加物

D-マンニトール、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、ゼラチン、ラウリル硫酸Na

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れかえないでください。
    (誤用の原因になったり品質が変わることがあります。)
  4. 使用期限(外箱に記載)を過ぎた製品は服用しないでください。

用法・用量

下記の1回量を水又はお湯と一緒に服用してください。
年齢
1回量
1日服用回数
成人(15歳以上)
1カプセル
2回(朝食後・就寝前)
15才未満の小児
服用しないこと

用法・用量に関連する注意

  1. 花粉など季節性アレルギーによる鼻症状に使用する場合は、シーズン初期に症状が出
    始めたら、つらくなる前の早めの服用が効果的です。
  2. 定められた用法・用量(必ず1回1カプセル、1日2回)を厳守してください。
  3. 1週間位服用しても症状がよくならない場合は、直ちに服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。
    (個人差等により薬の効果があらわれるまでに2週間位かかる場合もあります。)
  4. カプセルの取り出し方:図のようにカプセルの入っているPTPシートの凸部を指先で強くおして裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用してください。
    (誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります。)

製薬会社

グラクソ・スミスクライン