製品の特徴
花粉、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎などの鼻水、鼻づまりに、のどの痛みにもよく効く鼻炎薬です。塩酸プソイドエフェドリンが、鼻粘膜の充血を押えて鼻づまりを改善し、d-マイレン酸クロルフェニラミンが、アレルギー症状などを引き起こすヒスタミンの働きを抑えて鼻水を緩和します。トラネキサム酸が粘膜の炎症を抑え、のどの痛みを改善します。1回1錠で飲みやすい、淡橙色のカプレットタイプの錠剤です。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用、事故が起こりやすくなる)
- 次の人は服用しないこと
- 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人
:前立腺肥大による排尿困難 - 次の診断を受けた人
:高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと
他の鼻炎用内服液、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去たん薬、乗り物酔い用薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬)、塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去たん薬)、塩酸プソイドエフェドリンまたは硫酸プソイドエフェドリンを含有する内服薬(かぜ薬)、トラネキサム酸を含有する内服薬(かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去たん薬、歯科口腔用薬)、胃腸鎮痛鎮痙薬 - 服用後、乗り物または機械類の運転操作をしないこと
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある) - 長期連用しないこと
相談すること
- 次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること
- 医師または歯科医師の治療を受けている人
- 妊娠または妊娠していると思われる人
- 高齢者
- 本人または家族がアレルギー体質の人
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 次の症状のある人
:高熱、排尿困難 - 次の診断を受けた人
:緑内障、腎臓病、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎)、血栓症を起こすおそれのある人 - モノアミン酸化酵素阻害剤(塩酸セレギリン等)で治療を受けている人
- 副交感神経遮断剤(ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド、ロートエキス等)を含有する内服薬を服用している人。
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
- 服用後、次の症状があらわれた場合
関係部位 | 症 状 |
皮ふ | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 悪心・嘔吐、食欲不振、胸やけ |
精神神経系 | めまい、不眠、神経過敏、頭痛 |
その他 | 排尿困難、どうき、顔のほてり、異常なまぶしさ、倦怠感 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること症状の名称 | 症 状 |
ショック (アナフィラキシー) | 服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、 顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、 息苦しさ等があらわれる |
- 5-6回服用しても症状がよくならない場合
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
:口の乾き、下痢、便秘
効能・効果
アレルギー性鼻炎または急性鼻炎による次の諸症状の緩和
:鼻水、鼻づまり、くしゃみ、なみだ目、のどの痛み、頭重
成分・分量
2錠(成人の1日服用量)中
はたらき | 成 分 | 含量 |
鼻づまりを和らげる | 塩酸プソイドエフェドリン | 120mg |
鼻水・くしゃみを和らげる | d-マレイン酸クロルフェニラミン | 4mg |
のどの痛みを和らげる | トラネキサム酸 | 420mg |
鼻水を和らげる | ベラドンナ総アルカロイド | 0.4mg |
頭痛を和らげる | 無水カフェイン | 100mg |
添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースNa、クロスポビドン、三二酸化鉄、ステアリン酸Mg、トウモロコシデンプン
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
- 小児の手の届かない所に保管すること。
- 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
- 使用期限の過ぎた製品は服用しないこと。
- 箱の「開封年月日」記入欄に、内袋(アルミの袋)を開封した日付を記入すること。
- 一度内袋(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヶ月以内を目安になるべくすみやかに服用すること。
用法・用量
次の量を、朝食後および夕食後(または就寝前)に、水またはお湯で、かまずに服用すること。年 齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15歳以上) | 1錠 | 2回 |
15歳未満 | 服用しないこと |
用法・用量に関連する注意
- 用法・用量を厳守すること
- カプレット(錠剤)の取り出し方
カプレットの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること
(誤ってそのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)