一般用医薬品

新 レシカルボン 坐剤 S

リスク区分 第三類医薬品

製品の特徴

排便に固有の重要な生理的役割りを持つ炭酸ガスを微細な球の状態で発生することによって、自然に近いおだやかなお通じをもたらす便秘薬です。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
  1. 次の人は使用しないで下さい。
    本剤又は本剤の成分によるアレルギー症状を起こしたことがある人
  2. 本剤を使用している間は次のいずれの医薬品も服用(使用)しないでください。
    他の便秘約(下剤・浣腸薬)
  3. 連用しないで下さい。
    常用すると、効果が減弱し(いわゆる「なれ」が生じ)薬剤にたよりがちになる。

相談すること

  1. 次の人は医師又は薬剤師にご相談ください。
    • 医師の治療を受けている人
    • 今までに薬によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ等)を起こしたことがある人
    • 次の症状のある人:激しい腹痛、悪心・嘔吐
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、添付文書を持って医師または薬剤師に相談して下さい。
    • 使用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位/消化器:症状/下痢、残便感
      まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
      症状の名称/ショック:症状/使用後すぐに胸苦しさとともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる。
    • 2-3回使用しても排便がない場合

その他の注意

次の症状があらわれることがあります。
肛門部の刺激感、腹痛、腹部不快感

効能・効果

便秘

成分・分量

1個(2.6g)中
成分分量はたらき
炭酸水素ナトリウム0.5g微細球状態の炭酸ガスを発生し、腸の運動を促進します。
無水リン酸二水素ナトリウム0.68g炭酸ガスの発生を助けるはたらきをします。
添加物として、軽質無水ケイ酸、大豆レシチン及びハードファットを含有する。

保管及び取扱い上の注意

  • 直射日光の当たらない湿気の少ない30度以下の涼しい所に保管してください。ただし、アルミ袋を開封後の未使用分は、直射日光の当たらない湿気の少ない冷所(15度以下)に保管して下さい。
  • 小児の手の届かない所に保管してください。
  • 保管する場合は、坐剤の先を下に向けてアルミ袋に戻し、外箱に入れ、マークに従って立てて保管して下さい。
  • 他の容器に入れかえないでください。(誤用の原因になったり品質が変わることがあります。)
  • 使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。

用法・用量

12才以上、1回1個を直腸内に挿入し、それで効果のみられない場合には、さらにもう1個を挿入して下さい。
12才未満の小児、乳幼児は使用しないで下さい。

用法・用量に関する注意

  • 定められた用法・用量を厳守して下さい。
  • 12才以上の小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させて下さい。
  • 本剤使用後は、便意が強まるまで、しばらくがまんしてください。
    (使用後、すぐに排便を試みると薬剤のみ排出され、効果がみられないことがあります)
  • 本剤が軟らかすぎる場合には、しばらく冷やした後に使用して下さい。また硬すぎる場合には、直腸粘膜を傷つけるおそれがあるので、しばらく室温に放置し、軟らかくなった後に使用して下さい。
  • 本剤は肛門にのみ使用し、内服しないで下さい。

使用方法

  1. 坐剤の取り出し方および挿入のしかた
    • 1個分を切り離します。
    • 坐剤容器をはがし、坐剤を取り出して下さい。
    • 坐剤の後部(細くなっている方)を清潔な指先、ティッシュペーパーやガーゼなどでつまみ、ふくらんだ方から肛門内に出来るだけ深く挿入して下さい。挿入が困難な場合には、坐剤の先に少量の水をつけると挿入しやすくなります。
    • 中腰になり、坐剤を押し込んだ後立ち上がると、簡単に挿入できます。
  2. 挿入後の注意
    挿入後、激しい運動をしますと坐剤が外に出ることがありますので、排便作用があるまで、激しい運動を避けて下さい。

製薬会社

ゼリア新薬工業