製品の特徴
ストレスなどによる急な胃痛・腹痛にすぐれた効果を発揮する鎮痛鎮痙作用のある胃腸薬です。チキジウム臭化物が胃腸平滑筋のM3レセプターをブロックすることにより、敏感な胃腸の異常な収縮をやわらげ、つらい症状を改善します。服用しやすい小型のカプセル剤で、1回1カプセルで効果を示します。医薬品。
※M3レセプターとは、胃腸の収縮にかかわるムスカリン3受容体のことを示します。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
- 次の人は服用しないでください
- 本剤、本剤の成分又は他の胃腸鎮痛鎮痙薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の診断を受けた人。(症状を悪化させることがあります)
緑内障、前立腺肥大、心臓病、麻痺性イレウス(腸閉塞)、甲状腺機能亢進症、不整脈、潰瘍性大腸炎
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください
他の胃腸鎮痛鎮痙薬、ロートエキスを含有する他の胃腸薬、乗物酔い薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬、アレルギー用薬等) - 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります)
相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 医師の治療を受けている人又は他の医薬品を使用している人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 授乳中の人。
- 高齢者、体の弱っている人。
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。
排尿困難
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹部膨満感、胸やけ(胃食道逆流症) |
精神神経系 | 頭痛、頭重感 |
その他 | 顔のほてり、異常なまぶしさ、排尿困難、頻尿、動悸、耳なり |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。症状の名称 | 症状 |
ショック(アナフィラキシー) | 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。 |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 |
- 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
口のかわき、便秘、下痢 - 服用後、数時間たっても激痛がおさまらない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(他の重篤な疾患(穿孔(胃腸に穴があく)、ヘルニア嵌頓(正常位置から脱出した腸がもとにもどらず、腸閉塞症状を呈する)等)の可能性があります) - 5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 症状の改善がみられても服用期間が1 週間を超える場合は、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(他の胃腸疾患を見過ごすおそれがあるので、漫然と服用しないでください)
その他の注意
本剤の服用により汗が出にくくなることがあるため、高温下での作業等をさけてください。
効能・効果
胃痛、腹痛、さしこみ(腹部疝痛)(本剤は、胃腸の緊張をやわらげる成分を含んでいます)
成分・分量
1カプセル中
成分 | 分量 | はたらき |
チキジウム臭化物 | 5mg | 副交感神経を抑制し、胃腸の緊張をやわらげることにより、胃痛、腹痛、さしこみ等の症状をしずめます。 |
添加物:乳糖、トウモロコシデンプン、ステアリン酸Mg、ゼラチン、酸化チタン、ラウリル硫酸Na
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わることがあります)
- 使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
用法・用量
次の量を水又はぬるま湯で服用してください。服用間隔は5時間以上おいてください。年令 | 1回量 | 服用回数 |
15才以上 | 1カプセル | 1日3回まで |
15才未満 | 服用しないこと |
注意
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 服用後、数時間たっても激痛がおさまらない場合※や、5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
3)カプセルの取り出し方 | カプセルの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用してください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります |
※他の重篤な疾患(穿孔(胃腸に穴があく)、ヘルニア嵌頓(正常位置から脱出した腸がもとにもどらず、腸閉塞症状を呈する)等)の可能性があります。