製品の特徴
痔の代表的な漢方処方「乙字湯」を製剤化したものです。
いぼ痔やきれ痔は、便秘による腹圧の上昇、門脈(消化器系に広く分布する静脈からの血液を集めて、肝臓に運ぶ静脈)のうっ血、肛門周囲の静脈のうっ血・炎症などが原因となっておこります。「乙字湯」はこれらの原因を改善し、いぼ痔やきれ痔の痛みに効果を現します。
(特徴)
1.本剤中に乙字湯エキスが、現在厚生労働省で認められている最大量配合されています。
2.新しい製法により、ふんわりとした顆粒に仕上がり、大変溶けやすくなっています。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります。)
- 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください。
他の瀉下薬(下剤) - 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい。
相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師等の専門家に相談して下さい。
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
- 胃腸が弱く下痢しやすい人。
- 高齢者。
- 今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。
むくみ - 次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。
- 服用後、次の症状があらわれた場合。
関係部位 | 症状 |
消化器 | 悪心・嘔吐、食欲不振、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛 |
皮ふ | 発疹・発赤、かゆみ |
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。症状の名称 | 症状 |
間質性肺炎 | せきを伴い、息切れ、呼吸困難、発熱等があらわれる。 |
偽アルドステロン症 | 尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる。 |
肝機能障害 | 全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。 |
- 1ヶ月位(きれ痔の痛みに服用する場合には、5-6日間)服用しても症状がよくならない場合。
- 長期連用する場合には、医師又は薬剤師等の専門家に相談して下さい。
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談して下さい。
軟便、下痢
成分・分量
1日量3包(9g)中に乙字湯エキスが4.27g含まれています。
トウキ…6.0g
サイコ…5.0g
オウゴン…3.0g
カンゾウ…3.0g
ショウマ…1.0g
ダイオウ…1.0gより抽出
添加物として結晶セルロース、ステアリン酸Mg、乳頭を含有する。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない、湿気の少ない、涼しい所に保管して下さい。
- 小児の手の届かない所に保管して下さい。
- 1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用して下さい。
※本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、原料の相違により、顆粒の色が多少異なることがありますが、効果には変わりありません。
用法・用量
次の1回量を1日3回、食前又は食間、なるべく空腹時に服用して下さい。
食間とは…食後2-3時間を指します。年齢 | 1回量 |
15歳以上(成人) 15歳未満7歳以上 7歳未満4歳以上 4歳未満2歳以上 | 1包 2/3包 1/2包 1/3包 |
2歳未満 | 服用しないこと |
用法・用量についての注意
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させて下さい。