製品の特徴
漢方の古典「傷寒論」に収載されているせき、ぜんそくの代表処方です。本処方は麻黄(マオウ)、杏仁(キョウニン)、甘草(カンゾウ)、石膏(セッコウ)からなり、麻黄はせきを鎮め、杏仁は痰をとり、石膏は熱をさまします。麻黄、杏仁、石膏が協力して、熱を冷まし、血行を盛んにしてのどのとおりをよくしてせきをしずめます。
使用上の注意
相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
- 胃腸の弱い人。
- 発汗傾向の著しい人。
- 高齢者。
- 次の症状のある人。
むくみ、排尿困難 - 次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 吐き気、食欲不振、胃部不快感 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。症状の名称 | 症状 |
偽アルドステロン症、ミオパチー | 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 |
- 1ヵ月位(感冒に服用する場合には5-6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
- 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
効能・効果
体力中等度以上で、せきが出て、ときにのどが渇くものの次の諸症:せき、小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、感冒、痔の痛み
成分・分量
1日量3包(1包2.0g)中
麻杏甘石湯エキス:2.4g
(マオウ4.0g、キョウニン4.0g、カンゾウ2.0g、セッコウ10.0gより製した乾燥エキス)
添加物:乳糖、白糖、ショ糖脂肪酸エステルを含有
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
- 小児の手の届かないところに保管すること。
- 他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる)
- 1包を分割して服用した残りは、袋の口を2回折り返して保管し、2日以内に服用すること。
用法・用量
下記の量を食前又は食間にそのまま水かお湯で服用する。またはお湯を加えてかき混ぜて溶かし、熱いうちに服用する。年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15才以上) | 1包 | 3回 |
7才以上15才未満 | 2/3包 |
4才以上7才未満 | 1/2包 |
4才未満 | 服用しないこと |
食間とは食事と食事の間で、前の食事から2-3時間後用法・用量に関連する注意
1.4才以上の幼小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
2.用法・用量を厳守すること。
3.溶かして服用した後、溶け残りがある場合にはお湯を加えて溶かし、残らず服用すること。