一般用医薬品

セキセチン 咳止め

リスク区分 指定第二類医薬品

製品の特徴

咳(せき)をしずめるとともに、のどにからまるたんを薄めて排出しやすくする医薬品で、お子様から大人までお使いいただける甘味のあるのみやすいシロップ剤です。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります。)
  1. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください。
    他の鎮咳去痰薬、かぜ薬、鎮静薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)
  2. 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。(眠気等があらわれることがあります。)
  3. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
  4. 過量服用・長期連用しないでください。

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
    1. 医師の治療を受けている人
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人
    3. 授乳中の人
    4. 高齢者
    5. 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
    6. 次の症状のある人
      高熱、排尿困難
    7. 次の診断を受けた人
      心臓病、高血圧、糖尿病、緑内障、甲状腺機能障害
  2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
    関係部位症状
    皮膚発疹・発赤、かゆみ
    消化器吐き気・嘔吐、食欲不振
    精神神経系めまい
    泌尿器排尿困難
    まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
    症状の名称症状
    再生不良性貧血青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
    無顆粒球症突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
  3. 服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
    便秘、口のかわき、眠気
  4. 5-6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

効能・効果

せき、たん

成分・分量

成分分量(60ml中)はたらき
ジヒドロコデインリン酸塩30mgせき中枢に作用し、せきをおさえます。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩75mg気管支筋に作用して緊張をやわらげ、せきをしずめます。
グリセリンモノグアヤコールエーテル300mg気道分泌液の分泌を高め、たんを薄めて排出を促します。
クロルフェニラミンマレイン酸塩12mg抗ヒスタミン作用が気管支筋の緊張をやわらげ、せきをしずめます。
ニンジン流エキス(ニンジンとして1.2g)1.2mlたんを薄めて排出を促します。
ゴミシ流エキス(ゴミシとして1.0g)1.0mlせきの緩和に用いられる生薬です。
バクモンドウ流エキス(バクモンドウとして2.0g)2.0ml
無水カフェイン70mg他の成分のはたらきを助けます。
添加物として、安息香酸Na、パラベン、エタノール、白糖、L-グルタミン酸Na、ポリリン酸Na、メタリン酸Na、ピロリン酸4Naを含有します。

保管及び取扱い上の注意

  1. 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  4. 使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
  5. 服用のつどビンの口をよく拭いてから、フタをしっかり締めてください。
  6. 開栓後は、長期保存しないでください。
  7. 計量カップはご使用のつど、水洗いなどして常に清潔に保管してください。
  8. 本剤は生薬成分を配合しているため、製品により多少色が異なったり、沈殿を生じる場合がありますが、効果に変わりはありません。よくふってから服用してください。
  9. 本剤はフタ部分を白色のフィルムで包装しています。フィルムの破れているもの、又はないものは服用しないでください。

ワンポイント情報

せきはのどや気管支の粘膜などが、いろいろな原因により刺激を受けたり炎症をおこした際に、せき中枢が反射的におこす自衛的な生理現象です。しかし、せきが激しく長引くようになりますと、食事もすすまず睡眠も不足しがちとなり、体力も衰えてきます。さらには病気に対する抵抗力も弱まり余病を引きおこしやすくなりますので、早めに手当てをすることが大切です。

用法・用量

通常1回下記量を1日3回毎食後なるべく30分以内に服用し、また必要に応じ就寝前に服用してください。症状のひどい時は1日6回まで服用できますが、この場合は4時間の間隔をおいて服用してください。
年齢1回量1日服用回数
大人(15才以上)10ml3-6回
11才以上15才未満6ml
8才以上11才未満5ml
5才以上8才未満3ml
3才以上5才未満2.5ml
1才以上3才未満2ml
3ヵ月以上1才未満1ml
3ヵ月未満服用させないでください
計量には添付の計量カップをご使用ください。

用法・用量に関する注意

  1. 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
  2. 2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。

製薬会社

湧永製薬