製品の特徴
有効成分の溶けだし方をコントロールした総合かぜ薬です。カプセルの中は溶け方が違う2種類の顆粒剤の組み合わせになっていて、服用するとまず先にオレンジ色の顆粒が溶けて効きめをあらわし、ゆっくり溶ける白色の顆粒があとから効き目をあらわします。また、1日2回の服用で効きめをあらわすよう、炎症に対してすぐれた効きめをもつイブプロフェンや鼻汁抑制作用を持つヨウ化イソプロパミドなど、かぜに効く6つの成分を効果的に処方してあります。のどの痛み、発熱、鼻水などの症状にどうぞ。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなる)
- 次の人は服用しないこと
- 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人
- 本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人
- 15歳未満の小児
- 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないこと
他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬) - 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと
(眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある) - 服用時は飲酒しないこと
- 5日間を超えて服用しないこと
相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
- 医師又は歯科医師の治療を受けている人
- 妊婦又は妊娠していると思われる人
- 授乳中の人
- 高齢者
- 本人又は家族がアレルギー体質の人
- 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 次の症状のある人:高熱、排尿困難
- 次の診断を受けた人:甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、緑内障、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病
- 次の病気にかかったことのある人:胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン氏病
- 次の場合は、直ちに服用を中止し、この添付文書を持って医師又は薬剤師に相談すること
- 服用後、次の症状があらわれた場合
関係部位 | 症状 |
皮ふ | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 悪心・嘔吐、食欲不振、胃痛、胃部不快感、口内炎 |
精神神経系 | めまい、頭痛 |
その他 | 排尿困難、耳なり、目のかすみ、むくみ、顔のほてり、異常なまぶしさ |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること症状の名称 | 症状 |
ショック (アナフィラキシー) | 服用後すぐにじんましん、浮腫、胸の苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる |
皮膚粘膜眼症候群 (スティーブンス・ジョンソン症候群) 中毒性表皮壊死症 (ライエル症候群) | 高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる |
肝機能障害 | 全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる |
腎障害 | 尿量が減り、全身のむくみ及びこれらに伴って息苦しさ、だるさ、悪心・嘔吐、血尿・蛋白尿等があらわれる |
無菌性髄膜炎 | 首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、悪心・嘔吐等の症状があらわれる。 (このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている) |
間質性肺炎 | 空せき(たんを伴わないせき)を伴い、息切れ、呼吸困難、発熱等があらわれる。 (これらの症状は、かぜの諸症状と区別が難しいこともあり、空せき、発熱等の症状が悪化した場合にも、服用を中止するとともに、医師の診療を受けること) |
ぜんそく |
- 3-4回服用しても症状がよくならない場合
(特に熱が3日以上続いたり、又は熱が反復するとき)
- 次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談すること
便秘、口のかわき、下痢
効能・効果
かぜの諸症状(のどの痛み、発熱、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
成分・分量
(2カプセル中)
成分 | 働き |
イブプロフェン 200mg | のどの痛み、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛みを鎮めます |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 1.75mg | 鼻水、鼻づまり、くしゃみをおさえます |
ヨウ化イソプロパミド 2.5mg | 鼻水の過剰な分泌をおさえます |
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 24mg | せきの中枢に直接働いて、せきを鎮めます |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 30mg | 気管支に作用し、せきを鎮め、たんの排出を助けます |
無水カフェイン 37.5mg | 頭痛を和らげます |
添加物:D-マンニトール、セルロース、カルメロースCa、ヒドロキシプロピルセルロース、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル共重合体、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、タルク、ヒプロメロース、二酸化ケイ素、クエン酸トリエチル、黄色五号、酸化チタン、ラウリル硫酸Na、ゼラチン
保管及び取扱い上の注意
- 高温をさけ、直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること
- 小児の手のとどかない所に保管すること
- 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)
- PTPのアルミ箔が破れたり、中身のカプセルが変形しないように、保管及び携帯に注意すること
- 使用期限(外箱に記載)をすぎた製品は服用しないこと
用法・用量
下記の量を朝夕食後なるべく30分以内に服用すること年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15歳以上) | 2カプセル | 2回 |
15歳未満の小児 | 服用しないこと |
用法・用量に関連する注意
- 用法・用量を厳守すること
- カプセルの取り出し方
カプセルの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)