製品の特徴
下肢のけいれん性疼痛(こむらがえり)や、胃腸の激しい痛み等、急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛に用いられる痛み止め、芍薬甘草湯から抽出したエキスより製した服用しやすい顆粒です。「芍薬甘草湯」は,漢方の原典である『傷寒論』に記載されている漢方薬で,急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛や,「下肢のけいれん性疼痛(こむらがえり)」、「胃腸の激しい痛み」等に用いられています。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
- 次の人は服用しないでください
次の診断を受けた人。
心臓病 - 症状があるときのみの服用にとどめ,連用しないでください
相談すること
- 次の人は服用前に医師または薬剤師に相談してください
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦または妊娠していると思われる人。
- 高齢者。
- 次の症状のある人。
むくみ - 次の診断を受けた人。
高血圧,腎臓病
- 次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師または薬剤師に相談してください
- まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 | 症状 |
間質性肺炎 | せきを伴い,息切れ,呼吸困難,発熱等があらわれる。 |
偽アルドステロン症 | 尿量が減少する,顔や手足がむくむ,まぶたが重くなる,手がこわばる,血圧が高くなる,頭痛等があらわれる。 |
うっ血性心不全 | 全身のだるさ,動悸,息切れ,胸部の不快感,胸が痛む,めまい,失神等があらわれる。 |
心室頻拍 | 全身のだるさ,動悸,息切れ,胸部の不快感,胸が痛む,めまい,失神等があらわれる。 |
肝機能障害 | 全身のだるさ,黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。 |
- 5-6回服用しても症状がよくならない場合。
効能・効果
体力に関わらず使用でき,筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛
成分・分量
2包(3.75g)中
成分 | 分量 | 内訳 |
混合生薬乾燥エキス | 1.25g | (カンゾウ・シャクヤク各3g) |
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 1包を分割した残りを服用する場合には,袋の口を折り返して保管し,2日以内に服用してください。
- 本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので,製品により多少顆粒の色調等が異なることがありますが効能・効果にはかわりありません。
- 使用期限を過ぎた製品は,服用しないでください。
用法・用量
次の量を,食前に水またはお湯で服用してください。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
成人(15歳以上) | 1包(1.875g) | 2回 |
7歳以上15歳未満 | 2/3包 | 2回 |
4歳以上7歳未満 | 1/2包 | 2回 |
2歳以上4歳未満 | 1/3包 | 2回 |
2歳未満 | 服用しないでください |
用法関連注意
小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させてください。