製品の特徴
中国の医書「宣明論」に記載されている代表的な漢方処方「防風通聖散」に基づく漢方製剤です。腹部に脂肪の多い人、便秘がちな人に適しています。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
- 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと
他の瀉下薬(下剤)。 - 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
- 医師の治療を受けている人。
- 妊婦又は妊娠していると思われる人。
- 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
- 胃腸が弱く下痢しやすい人。
- 発汗傾向の著しい人。
- 高齢者。
- 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
- 次の症状のある人。
むくみ、排尿困難 - 次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 胃部不快感、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。症状の名称 | 症状 |
間質性肺炎 | 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 |
偽アルドステロン症、ミオパチー | 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 |
- 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
下痢 - 1ヶ月位(便秘に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
- 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
効能・効果
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方の次の諸症:
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
成分・分量
1日量(12錠)中
トウキ:0.6g
シャクヤク:0.6g
センキュウ:0.6g
サンシン:0.6g
レンギョウ:0.6g
ハッカ:0.6g
ショウキョウ:0.2g
ケイガイ:0.6g
ボウフウ:0.6g
マオウ:0.6g
ダイオウ:0.75g
乾燥硫酸ナトリウム:0.375g
ビャクジュツ:1.0g
キキョウ:1.0g
オウガン:1.0g
カンゾウ:1.0g
セッコウ:1.0g
カッセキ:1.5g
上記生薬から得た防風通聖散エキス粉末2750mgを含む。添加物として、含水二酸化ケイ素、CMC-Ca、ステアリン酸Mgを含有する。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光のあたらない湿気の少ない涼しい所に、キャップをきちんと閉めて外箱に入れて保管すること。
- お子様の手の届かない所に保管すること。
- 誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れ替えないこと。
- ビンの中の詰物は、錠剤の破損を防ぐために入れてありますので、開栓後は捨ててください。
- この文書は、本剤の使用の際に必要な注意事項などが記載されていますので、ビンと一緒に外箱に入れて保管すること。
- 表示の期限を過ぎた製品は、服用しないでください。なお、使用期限内であっても一度開封した後は、なるべく早く使用してください。
用法・用量
下記の分量を1日3回食前または食間に、水または白湯で服用してください。
成人(15歳以上) | 1回4錠 | 15歳未満7歳以上 | 1回3錠 |
7歳未満5歳以上 | 1回2錠 | 5歳未満は服用しないこと |
※食間とは食後約2時間のことをいいます。
用法及び用量に関する注意
- 用法及び用量を厳守してください。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。