してはいけないこと
検査結果から自分で病気の診断をしないこと。「尿糖又は尿たん白」から検出された場合にはできるだけ早く医師の診断を受けてください。
相談すること
- 「尿糖又は尿たん白」が検出された場合には医師にご相談ください。
- 「尿糖又は尿たん白」が検出されなくても、何らかの症状がある場合には医師にご相談ください。
- 医師の治療を受けている人はご使用前に(担当)医師(又は薬剤師)にご相談ください。
その他の注意
- 判定後のスティックはそのままトイレ(大便器)に流すことができますが、小用便器には流さないでください。
- 検査結果(検査した年月日・時刻・結果等)を記録しておくことをおすすめします。
ご使用に際しての注意
採尿に関する注意
- 尿を採るコップは清潔なものを使用してください。
- 洗剤などが残っている採尿コップを使用すると、多めの尿糖および尿たん白が検出されたような結果がでることがあります。
- 原則として、尿たん白の場合は早朝尿(起床直後の尿)で、尿糖の場合は食後(1-2時間)の尿で検査をしてください。
- 出始めの尿でなく、数秒後の尿を採る、または数秒後の尿で試験紙を濡らすようにしてください。
- 尿以外の異物が混入しないようにしてください。
検査手順に関する注意
- 摂りたての新鮮な尿を用いてください。尿を長時間放置すると試験結果が変わってくることがあります。
- 試験紙を取り出した後は直ちに密栓してください。試験紙が吸湿すると性能が低下します。
- フタの閉め方が不十分な場合、試験紙の成分が湿気を吸って、呈色反応が不良となります。
- 容器から取り出した試験紙はすぐにお使いください。
- 試験紙に直接皮膚を触れないでください。
- 呈色にムラを生じないよう試験紙を尿で完全に濡らしてください。
- 試験紙を長時間尿に浸したり、試験紙に尿をかけすぎると、試薬が流れてムラになり、正しい判定結果が得られなくなりますので濡らす時間は約1秒間を守ってください。
- 試験紙の表面に余分な尿がついていますと判定結果に影響を与えることがありますので採尿コップの縁で取り除いたり、トイレットペーパー等を試験紙の縁に軽くあて吸い取ってください。
- 所定の判定時間に従って判定してください。
判定に関する注意
- 自然光またはそれに近い蛍光灯下で行ってください。
- 色調表に試験紙を近づけて判定してください。
- 健康な人でも尿に微量の糖、たん白が含まれることがありますので、この場合には試験紙も多少色が変わることがあります。
- 尿糖検査は、尿中に多量のビタミンC(アスコルビン酸)があると判定が少なめにでることがあります。(通常のジュースや果物の飲食による影響はありません。)