製品の特徴
妊娠検査薬です。妊娠初期は胎児の脳や心臓などの諸器官が形成されるとても重要な時期であり、胎児が外からの影響を受けやすい時期でもあります。
したがって、妊娠しているかどうかをできるだけ早く知り、栄養摂取や薬の使用に十分気をつけるとともに、飲酒、喫煙、風疹などの感染症や放射線照射などを避けることが、胎児の健全な発育と母体の健康のためにとても大切なのです。医薬品。
(妊娠がわかるしくみ(検査の原理))
妊娠すると、hCGと呼ばれるヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが体内でつくられ、尿中に排泄されるようになります。ドゥーテスト・hCGは金コロイドクロマト免疫測定法によって、この尿中のhCGを検出する妊娠検査用キットです。この検査薬は妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであり、妊娠の確定診断を行うものではありません。
使用上の注意
してはいけないこと
検査結果から、自分で妊娠の確定診断をしないでください。
- 判定が陽性であれば妊娠している可能性がありますが、正常な妊娠かどうかまで判別できませんので、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
- 妊娠の確定診断とは、医師が問診や超音波検査などの結果から総合的に妊娠の成立を診断することです。
相談すること
- 不妊治療をうけている人は使用前に医師にご相談ください。
- 判定が陰性であっても、その後生理が始まらない場合には、再検査をするか、または医師にご相談ください。
検査時期に関する注意
- 生理周期が順調な場合
生理予定日のおおむね1週間後から検査ができます。しかし妊娠の初期では、人によってはまれにhCGがごく少ないこともあり、陰性や不明瞭な結果を示すことがあります。このような結果がでてから、およそ1週間たってまだ生理が始まらない場合には、再検査をするか、または医師にご相談ください。 - 生理周期が不規則な場合
前回の周期を基準にして予定日を求め、おおむねその1週間後に検査してください。結果が陰性でもその後生理が始まらない場合には、再検査をするか、または医師にご相談ください。
その他の注意
使用後のテストスティックは、プラスチックゴミとして各自治体の廃棄方法に従い廃棄してください。
成分・分量
(テストスティック1本中)
抗hCG抗体(ウサギ)液:1μL
金コロイド標識抗hCG・モノクローナル抗体(マウス)液:33μL
検出感度:50IU/L
用法・用量
使用目的
尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出(妊娠の検査)使用方法
●検査ができる時期
生理予定日のおおむね1週間後から検査できます。
また、朝、昼、夜、どの時間帯の尿でも検査できます。検査のしかた
検査の手順
個包装を検査直前に開封し、テストスティックを取り出してください。
- キャップを後ろにつける。
- 尿を約2秒かける(5秒以上かけないでください)
※紙コップ等を使用する場合は乾いた清潔なものを用い、採尿部全体が浸るように2秒以上つけてください。15秒以上はつけないでください。 - キャップをして、平らな所に置いて約1分待つ。
※10分を過ぎての判定は避けてください。
採尿に関する注意
にごりのひどい尿や異物が混じった尿は、使用しないでください。検査手順に関する注意
- 操作は定められた手順に従って正しく行ってください。
- 採尿後は、速やかに検査を行ってください。尿を長く放置すると検査結果が変わってくることがあります。
判定のしかた
スティック窓の確認部分にラインが出ていることを確認してください。
- 陽性・・・(判定)部分に赤紫色の縦ラインが出たとき(薄くても判定部分に縦のラインが現れたら陽性です)
妊娠反応あり
妊娠の反応が認められました。妊娠している可能性があります。できるだけ早く医師の診断を受けてください。 - 陰性・・・(判定)部分に赤紫色の縦のラインが出なかったとき
妊娠反応なし
今回の検査では妊娠は認められませんでした。しかし、その後生理が始まらない場合は、再検査をするかまたは医師に相談してください。
判定に関する注意
- 妊娠以外にも、次のような場合、結果が陽性となることがあります。
閉経期の場合
hCG産生腫瘍の場合(絨毛上皮腫など)
性腺刺激ホルモン剤などの投与を受けている場合 - 予定した生理がないときでも、次のような場合、結果が陰性となることがあります。
生理の周期が不規則な場合
使用者の思い違いにより日数計算を間違えた場合
妊娠の初期で尿中hCG量が充分でない場合
異常妊娠の場合(子宮外妊娠など)
胎児異常の場合(胎内死亡、けい留流産など)
胞状奇胎などにより大量のhCGが分泌された場合など