一般用医薬品

トメダインコーワフィルム

リスク区分 指定第二類医薬品

製品の特徴

食べすぎ、飲みすぎや寝冷えによる下痢にすぐれた効きめをあらわすロペラミド塩酸塩を、薄いフィルム状の製剤に閉じ込めたお薬です。口の中ですぐに溶け、水なしで服用可能な製剤ですので、下痢で困ったその時にどこでも手軽に服用することができます。また、かさばらない薄型の製剤・包装ですので、財布や定期入れなどにもはさんで携帯し、どのようなシチュエーションでも服用することができます。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
  1. 次の人は服用しないでください
    1. 本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. 15歳未満の小児。
  2. 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください
     胃腸鎮痛鎮痙薬
  3. 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
     (眠気があらわれることがあります。)
  4. 服用時は飲酒しないでください

相談すること

  1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
    1. 医師の治療を受けている人。
    2. 発熱を伴う下痢のある人、血便のある人又は粘液便の続く人。
    3. 急性の激しい下痢又は腹痛・腹部膨満・はきけ等の症状を伴う下痢のある人。
       (本剤で無理に下痢を止めるとかえって病気を悪化させることがあります。)
    4. 便秘を避けなければならない肛門疾患等のある人。
       (本剤の服用により便秘が発現することがあります。)
    5. 妊婦又は妊娠していると思われる人。
    6. 授乳中の人。
    7. 高齢者。
    8. 本人又は家族がアレルギー体質の人。
    9. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
    10. 次の症状のある人。
       口のかわき(本剤が舌の上にとどまらないほど口の中がかわいている状態)
  2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、添付文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
     (1)服用後、次の症状があらわれた場合
    関係部位症状
    皮ふ発疹・発赤、かゆみ
    消化器便秘、腹部膨満感、悪心、腹痛、嘔吐、食欲不振
    精神神経系めまい
    まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください
    症状の名称症状
    ショック(アナフィラキシー)服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、胸苦しさ等があらわれる。
    皮膚粘膜眼症候群
    (スティーブンス・ジョンソン症候群)、
    中毒性表皮懐死症
    (ライエル症候群)
    高熱をともなって、発疹・発赤、火傷等の水ぶくれ等の激しい症状が全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる。
    イレウス様症状(腸閉塞様症状)激しい腹痛、ガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘があらわれる
    (2)2-3日間服用しても症状がよくならない場合

効能・効果

食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢、寝冷えによる下痢

成分・分量

(2枚中)
成分・分量
働き
ロペラミド塩酸塩・1.0mg
腸の過剰な運動や腸の粘膜における水分の吸収・分泌異常を改善して、下痢を抑えます。

添加物:ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、還元麦芽糖水アメ、マクロゴール、酸化チタン、サッカリンNa、l-メントール、黄色5号、香料、エタノール

保管及び取扱い上の注意

  1. 高温をさけ、直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
  4. アルミシートや中身のフィルムが破損しないように、保管及び携帯に注意してください。
  5. アルミシート開封後はすみやかに服用してください。
  6. 使用期限(外箱及びアルミシートに記載)をすぎた製品は服用しないでください。

用法・用量

下記の量を口中で溶かして服用してください。ただし、服用間隔は4時間以上おいてください。
また、下痢が止まれば服用しないでください。
年齢
1回量
1日服用回数
成人(15歳以上)
1枚
2回
15歳未満の小児
服用しないこと

*用法・用量に関連する注意
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)このお薬(フィルム)は、以下のように服用してください。
1.アルミシートを開け口からゆっくりはがし、お薬(フィルム)だけを取り出してください。(アルミシートごと飲み込まないでください。食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながるおそれがあります。)
2.お薬(フィルム)を舌の上にのせ、だ液で溶かしながら服用してください。
(3)このお薬(フィルム)はすぐに口の中で溶けだしますが、万一、のどにはりついてしまった場合には水で流し込んでください。また、だ液が少なく服用しにくいときは水を口に含み、溶かしながら服用してください。

製薬会社

興和