製品の特徴
下痢に効く日本薬局方 木クレオソートを主成分とし、鎮痛・鎮痙作用のあるロートエキス、健胃作用のあるオウバク末等生薬を配合した、特異なにおいのある湿ったやわらかい丸剤です。下痢とそれに伴う痛みを抑え胃腸の働きを改善します。また、むし歯につめることにより、むし歯の痛みを改善します。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
- 本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと
胃腸鎮痛鎮痙薬、ロートエキスを含有する他の胃腸薬、乗物酔い薬 - 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと
(目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがある) - 授乳中の人は本剤を使用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること
(母乳に移行して乳児の脈が速くなることがある)
相談すること
- 次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
- 医師又は歯科医師の治療を受けている人
- 発熱を伴う下痢のある人、血便のある人又は粘液便の続く人
- 急性の激しい下痢又は腹痛・腹部膨満・はきけ等の症状を伴う下痢のある人
(本剤で無理に下痢をとめるとかえって病気を悪化させることがある) - 妊婦又は妊娠していると思われる人
- 高齢者
- 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
- 次の症状のある人
排尿困難 - 次の診断を受けた人
心臓病、緑内障
- 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 食欲不振、胃部不快感 |
精神神経系 | 頭痛 |
泌尿器 | 排尿困難 |
その他 | 顔のほてり、異常なまぶしさ |
- 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
口のかわき、目のかすみ - 5-6日間服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
その他の注意
- 母乳が出にくくなることがある
- むし歯に対しては一時的な鎮痛作用のみで治療の効果はありません。なるべく早く歯科医師の治療を受けてください。
効能・効果
下痢、消化不良による下痢、食あたり、はき下し、水あたり、くだり腹、軟便、腹痛を伴う下痢、むし歯痛
成分・分量
1日量(9粒)中
成分名 | 含量 | 主な働き |
日局 木クレオソート | 300mg | 腸内の水分量調整と異常発酵を抑制 |
日局 ゲンノショウコ末 | 300mg | 腸の動きをしずめる働き |
日局 オウバク末 | 200mg | 胃の働きを改善し、腸の水分分泌を抑える働き |
日局 カンゾウ末 | 150mg | 粘膜を保護し、炎症を抑える働き |
チンピ末 | 140mg | 胃の機能を改善する働き |
日局 ロートエキス | 30mg | 胃の緊張を抑え、痛みを鎮める働き |
添加物:グリセリン、沈降炭酸カルシウム、寒梅粉、薬用炭、ケイヒ末、ヒドロキシプロピルセルロース
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
- 小児の手の届かないところに保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わる。)
- 使用期限を過ぎたものは服用しないでください。
用法・用量
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
15歳以上 | 3粒 | 3回 |
8歳以上15歳未満 | 2粒 |
5歳以上8歳未満 | 1粒 |
5歳未満 | 服用しないこと |
上記の量を1日3回毎食後、水又は白湯にて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。むし歯痛には1粒をむし歯につめてください。用法・用量に関する注意
- 用法・用量を厳守してください。
- 5歳以上の小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。