製品の特徴
有効成分として男性ホルモンであるテストステロンを配合した塗り薬です。男性ホルモンを皮膚から補充して、分泌不足にともなう諸症状の改善を期待できます。勃起力減退、性欲欠乏、陰萎、遺精、早漏、睾丸欠落症、先天性睾丸発育不全、脳下垂体性ホルモンが無効の潜伏睾丸、女性恥部無毛症、乳汁の分泌抑制などにご使用ください。
使用上の注意
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり副作用が起こりやすくなります。)1.次の人は使用しないこと。
- 本剤の成分に対しアレルギー症状を起こしたことがある人。
- ご使用前に本剤をチューブから5mm程度出し、内服などの皮ふのうすい所にすり込んで、翌日中に薬疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれなどの症状が現れた人。
- アンドロゲン依存性腫瘍(例えば前立腺腫瘍、乳腫瘍(悪性))及びその疑いのある人。
- 妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳中の人。
- 小児(医師の判断に従うこと)。
- 排尿困難を伴う前立腺肥大のある人。
- 前立腺検査の結果、前立腺特異抗原(PSA)の値が2.0ng/ml以上の人(医師の判断に従うこと)。
※本剤の有効成分(テストステロン)は前立腺腫瘍を進行させるおそれがあります。
a)特に50歳以上の男性は前立腺腫瘍の罹患率が高まるため、本剤のご使用前に前立腺検査を受ける必用があります。
b)継続的にご使用の人は定期的な検査を受ける必要があります。
c)検査の結果、異常があった場合には直ちに本剤のご使用を中止して、医師または薬剤師に相談すること。 - 睡眠時無呼吸症候群である人。
2.次の部位には使用しないこと。
- 目や目の周囲、粘膜(口腔、鼻孔等)。
- 陰茎部先端(尿道口)。
- 外傷、炎症、湿疹、ただれ、化膿などのある部位。
3.本剤を使用している間は、男性ホルモンを含んだいずれの医薬品も使用しないこと。
4.使用者以外へ付着させないこと。
- ご使用後は石鹸とぬるま湯で手を十分に洗ってください。
- 本剤を使用者以外の人に付着させないように注意してください。付着した場合は直ちに洗い流してください。
- 塗布部が他の人と接触する可能性があるときは、塗布部を石鹸とぬるま湯で十分に洗い流してください。
相談すること
- 次の人はご使用前に医師または薬剤師に相談すること。
- .医師の治療を受けている人。
- 前立腺肥大ではあるが、排尿困難を伴わない人。
- 薬や化粧品によりアレルギー症状(発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、水疱など)を起こしたことがある人。
- 本人または家族がアレルギー体質の人。
- 重度の心臓病、腎臓病、肝臓病、高血圧またはその既往歴のある人。
- 次の場合は、使用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
- 使用後、次の症状があらわれた場合。
関係部位 | 症状 |
皮ふ(塗った場所) | 発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、水泡 |
- 1ヶ月程度使用しても症状の改善がみられない場合。
- 月経異常、あるいは変声等の男性化の兆候がみられた場合。
- 誤った使い方をしてしまった場合。
効能・効果
男性ホルモン分泌不足による性器の神経衰弱の諸症即ち勃起力減退、早漏、陰萎、性欲欠乏、性感減退、遺精、睾丸欠落症、先天性睾丸発育不全。脳下垂体性腺ホルモンが無効の潜伏睾丸。女性恥部無毛性、乳汁の分泌抑制。
成分・分量
(有効成分と本質)
1g中に次の有効成分を含んでいます。
有効成分 | 1g中 | 本質 |
「局外規」テストステロン | 10mg | 男性ホルモン |
添加物として白色ワセリン、ステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、モノステアリン酸グリセリン、メチルパラベン、プロピルパラベンを含有する。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光を避け湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
- 使用期限を過ぎたものは使用しないでください。
- 本剤が出すぎた場合は、チューブに戻さないでください。
用法・用量
詳しいご使用方法
男性
チューブから指先に取り出す長さ:2cm/回
用法:2回/日(朝・晩)、症状改善後は1回/日
塗布部:陰のう、または腹部
注意事項:全体によくすり込むこと。
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水またはぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。
- ご使用前後には、手指をよく洗ってください。
- 塗布部を清潔にしてからお使いください。
- 外用にのみ使用してください。
女性
チューブから指先に取り出す長さ:3cm/回
用法:1回/日
塗布部:患部
注意事項:膣粘膜への塗布を避けること。
- 定められた用法・用量を厳守してください。
- 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水またはぬるま湯で洗ってください。なお、症状が重い場合には、眼科医の診療を受けてください。