一般用医薬品

トノス・ハリーマーク

リスク区分 第一類医薬品

製品の特徴

有効成分として局所麻ひ剤(アミノ安息香酸エチル、プロカイン塩酸塩、ジブカイン塩酸塩)と男性ホルモンであるテストステロンを配合した医薬品です。 亀頭冠によくすり込むことで、局所麻ひ剤の作用により射精の遅延化に効果が期待できます。男性ホルモンはひと口で言えば「男らしさ」を促す物質で、皮ふ柔軟部(陰のう部)にすり込むことで体内に吸収されますので、加齢によるホルモンの分泌不足による精力減退、勃起力減退、遺精、男子更年期障害の症状の改善が期待できます。

使用上の注意

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
  1. 次の人は使用しないこと
    1. 本剤の成分に対しアレルギー症状を起こしたことがある人。
    2. ご使用前に本剤をチューブから5mm程度出し、内股など皮ふのうすい所にすり込んで、翌日中に薬疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれなどの症状が現れた人。
    3. アンドロゲン依存性腫瘍(例えば前立腺腫瘍、乳腫瘍(悪性))及びその疑いのある人。
    4. 女性。
    5. 小児(15歳未満)。
    6. 排尿困難を伴う前立腺肥大のある人。
    7. 前立腺検査※の結果、前立腺特異抗原(PSA)の値が2.0ng/mL以上の人(医師の判断に従うこと)。
      ※本剤の有効成分(テストステロン)は前立腺腫瘍を進行させるおそれがあります。
      a)特に50歳以上の男性は前立腺腫瘍の罹患率が高まるため、本剤のご使用前に前立腺検査を受ける必要があります。
      b)継続的にご使用の人は定期的な検査を受ける必要があります。
      c)検査の結果、異常があった場合には直ちに本剤のご使用を中止して、医師または薬剤師に相談すること。
    8. 睡眠時無呼吸症候群である人。
  2. 次の部位には使用しないこと
    1. 目や目の周囲、粘膜(口腔、鼻孔等)。
    2. 陰茎部先端(尿道口)。
    3. 外傷、炎症、湿疹、ただれ、化膿などのある部位。
  3. 本剤を使用している間は、男性ホルモンを含んだいずれの医薬品も使用しないこと
  4. 使用者以外へ付着させないこと
    1. ご使用後は石鹸とぬるま湯で手を十分に洗ってください。
    2. 本剤を使用者以外の人に付着させないように注意してください。付着した場合は直ちに洗い流してください。
    3. 塗布部が他の人と接触する可能性があるときは、塗布部を石鹸とぬるま湯で十分に洗い流してください。

相談すること

  1. 次の人はご使用前に医師または薬剤師に相談すること
    1. 医師の治療を受けている人。
    2. 前立腺肥大ではあるが、排尿困難を伴わない人。
    3. 薬や化粧品によりアレルギー症状(発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、水疱など)を起こしたことがある人。
    4. 本人または家族がアレルギー体質の人。
    5. 重度の心臓病、腎臓病、肝臓病、高血圧またはその既往歴のある人。
  2. 次の場合は、使用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
    1. 使用後、次の症状があらわれた場合。
      関係部位症状
      皮ふ発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、水疱、にきび
    2. 1ヶ月程度使用しても症状の改善がみられない場合。
    3. 誤った使い方をしてしまった場合。

効能・効果

男子更年期障害、男性性器神経衰弱症(早漏、勃起力減退、性器不全、精力減退、遺精、夢精等)

用語の解説

「男子更年期障害」とは、男性ホルモンの減少に伴う諸症状を指します。
「男性性器神経衰弱症」のうち「勃起力減退」とは、勃起機能の衰えを指します。「性器不全」とは、男性生殖器としての機能が不十分な症状を指します。「遺精」とは、勃起が不十分なうちに射精してしまうことを指します。

成分・分量

1g中に次の有効成分を含んでいます。
有効成分1g中本質
「局外規」テストステロン10mg男性ホルモン
「日局」アミノ安息香酸エチル100mg局所麻ひ剤
「日局」プロカイン塩酸塩5mg局所麻ひ剤
「日局」ジブカイン塩酸塩10mg局所麻ひ剤
「日局」ジフェンヒドラミン塩酸塩5mg抗ヒスタミン剤

添加物として白色ワセリンを含有する。

保管及び取扱い上の注意

  1. 冷蔵庫など直射日光の当たらない涼しい所(15度以下)に密栓して保管してください。
  2. 小児の手の届かない所に保管してください。
  3. 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因となったり、品質が変わることがあります。)
  4. 使用期限を過ぎたものは使用しないでください。
  5. 本剤が出すぎた場合は、チューブに戻さないでください。

用法・用量

男子更年期障害には患部又は皮膚柔軟部に毎日一回、約0.1瓦(小豆大)ずつよくすりこむように塗擦し、好転したら隔日又は週2回にする。
男性性器神経衰弱症(早漏、勃起力減退等)で直接性器に塗る。

製薬会社

大東製薬工業