一般用医薬品

日本薬局方 グリセリン

リスク区分 第二類医薬品

製品の特徴

植物由来原料(ヤシ油)から製造されたグリセリンです。ひび・あかぎれ、便秘に。

使用上の注意

浣腸用

してはいけないこと

(守らないと現在の症状が悪化したり副作用が起こりやすくなる)
連用しないこと(常用すると、効果が減弱し(いわゆる「なれ」が生じ)薬剤にたよりがちになる。)

相談すること

  1. 次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること。
    1. 医師の治療を受けている人
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人。(流早産の危険性があるので使用しないことが望ましい。)
    3. 1歳未満の乳児
    4. 高齢者
    5. 次の症状のある人
      はげしい腹痛、吐き気・嘔吐、痔出血
    6. 次の診断を受けた人
      心臓病
  2. 2-3回使用しても排便がない場合は使用を中止し、この製品を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること。

その他の注意

○次の症状があらわれることがある。
立ちくらみ、肛門部の熱感、不快感
○用法・用量に関連する注意
  1. 定められた濃度に希釈して、よくかき混ぜること。
  2. 本剤使用後は、便意が強まるまでしばらくがまんすること。(使用後すぐに排便を試みると薬剤のみ排出され、効果がみられないことがある。)
  3. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。
  4. 特に乳幼児の場合には、安易な使用を避け、浣腸に頼りすぎないように注意すること。
  5. 浣腸にのみ使用すること。
  6. 浣腸器を無理に挿入すると、直腸粘膜を傷つけるおそれがあるので注意すること。

外用

用法・用量に関連する注意

  1. 外用にのみ使用し、内服しないこと。
  2. 目に入らないよう注意し、万一目に入ったときは、すぐに水又はぬるま湯で洗い流すこと。
  3. 小児に使用する場合には、特に注意し、保護者の指導監督のもとに使用すること。

効能・効果

(外用)ひび・あかぎれ
(浣腸用)便秘

成分・分量

グリセリン84-87%含む。

保管及び取扱い上の注意

  1. 小児の手の届かないところに保管すること。
  2. 直射日光をさけ、なるべく涼しい場所に密栓して保管すること。
  3. 誤用をさけ、品質を保持するために、他の容器に入れかえないこと。
  4. 希釈するための容器は清潔な物を使用すること。
  5. 使用残液は捨てること。
  6. 使用期限を過ぎた製品は使用しないこと。

用法・用量

(外用)脱脂綿・ガーゼ等に浸して患部に軽く塗る。
(浣腸用)本剤を精製水で2倍に希釈し、浣腸器を用いて直腸内に注入する。注入量は希釈後の溶液の量として次の通りとする。
12歳以上:1回30ml
6歳以上12歳未満:1回20ml
1歳以上6歳未満:1回10ml
1歳未満:1回5ml
効果のみられないときは、さらに同じ量をもう一度直腸内に注入する。

製薬会社

昭和化学工業