患門の穴は奇穴に含まれる経穴の一つ。患者を直立させ、足の第1指先端に紐の一端を当て、足底の正中を通し、下腿後面正中を上行して委中穴に至り切断する。この紐の一端を鼻尖に当て、正中線を上行して、頭頂の正中を経て背部に下垂し、その下端を脊柱上に仮点をする。次に患者の口を閉じさせ、別の紐の一端を一方の口角に当て、斜め上方に鼻中隔下端に至り、さらに斜め下方に別の口角までの距離をはかり、紐を切断する。この紐の中央を脊柱の仮点に当てて左右に水平に伸ばし、その両端に2穴を取り、患門穴とする。呼吸器疾患、心臓疾患の治療に効果がある。