少陰腎経

少陰腎経(足の少陰腎経)は正経のうちの一つ。足の小趾より起こり、足底を通って、内果より下腿内側を上行し、膝窩内側を経て、大腿内側を上り、背部に至り、腎に帰属して膀胱をまとう。1枝は腎より腹部正中線の傍らを上り、肝、横隔膜を貫いて肺に入り、気管、咽頭、舌根などへ行く。別の1枝は肺から出て心をまとい、胸中に注ぐ。 少陰腎経は27穴の経穴を含み、湧泉穴に始まり、兪府穴に終わる。