作用
アデノシン受容体に拮抗することによって感覚受容や精神機能の亢進などの覚醒作用を示すとともに、ホスホジエステラーゼの非選択的な阻害作用によって細胞内サイクリックAMP濃度を上昇させ、心筋収縮力の増大や気管支平滑筋の弛緩、脳細動脈の収縮といった交感神経興奮様作用を引き起こします。この成分はカフェインほど中枢神経覚醒作用が強くないため、主に気管支を拡張させる目的で使用されています。
使用上の注意
使用してはいけない場合
アミノフィリン過敏症、キサンチン系薬剤過敏症
慎重に使用すべき場合
てんかん、甲状腺機能亢進症、急性腎炎、肝機能障害、妊婦
副作用
循環器症状(心悸亢進(動悸)など)、発汗、蛋白尿、全身のほてり、横紋筋融解症、ショック、アナフィラキシーショック、肝機能障害、消化管出血(吐血、下血など)、赤芽球癆(貧血など)、便意、局所の不快感、かゆみ、神経過敏、しびれ、顔面紅潮、動悸、頻脈、顔面蒼白、不整脈、吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、腹部膨満感、むくみ、精神神経症状(頭痛、不眠、興奮、不安、めまい、耳鳴り、手足の震えなど)、けいれん、せん妄(意識が濁って、うわ言をいったり暴れたりする)、昏睡
重大な副作用
意識障害、高血糖、頻呼吸、過敏症状(湿疹、じんましん、かゆみなどのアレルギー症状)