作用
神経筋接合部のコリンエステラーゼ活性を可逆的に阻害してアセチルコリンの分解を抑制する作用があるため、間接的にアセチルコリンの作用が増強されるとともに自らもアセチルコリン様作用を呈し、筋肉の収縮力を高める効果を示します。また胃腸や膀胱でもアセチルコリン量が増加し、胃腸の機能が活発になるとともに排尿が促されます。
使用上の注意
使用してはいけない場合
消化管器質的閉塞、尿路器質的閉塞、ネオスチグミン使用者、迷走神経緊張症、塩化スキサメトニウム使用者
慎重に使用すべき場合
気管支喘息、甲状腺機能亢進症、冠動脈閉塞、徐脈、消化性潰瘍、てんかん、パーキンソン症候群、妊婦
副作用
吐き気、嘔吐、発汗、血圧降下、徐脈、頻脈、気管支けいれん、唾液分泌過多、下痢、めまい、縮瞳、不安、興奮、虚脱、脱力