作用
レボドパを代謝する末梢のＣＯＭＴ（カテコール-O-メチル基転移酵素）という酵素を選択的に阻害する作用があるため、レボドパの血中半減期が延長し、レボドパの脳内移行が高まって作用持続時間がより長くなる効果を示します。この成分はパーキンソン病の日内変動の改善を目的に開発されましたが、レボドパ製剤と併用しなければ効果はありません。
使用上の注意
使用してはいけない場合
エンタカポン過敏症、悪性症候群、横紋筋融解症、横紋筋融解症の既往
慎重に使用すべき場合
肝機能障害、高齢者、妊婦、授乳婦
副作用
傾眠、ジスキネジア、便秘、着色尿、幻覚、吐き気、ねむけ、不眠、貧血、悪性症候群、横紋筋融解症、突発性睡眠、錯乱、幻視、幻聴、紅斑、じんましん、失神、めまい、鼓腸、大腸炎、頭痛、腹痛、下痢、肝機能障害、腎機能障害、白血球の増減、疲労、倦怠感、筋肉痛、皮膚変色、毛髪変色、髭の変色、爪の変色、激越(感情の高ぶり)、悪夢、妄想、不安、病的性欲亢進