解説
『塩酸プラミペキソール水和物』は、
パーキンソンの薬に用いられる医薬品成分です。
作用
線条体のシナプス後膜のドーパミンＤ₂受容体を選択的に刺激する作用があるため、ドーパミンの働きを補う効果を示します。それゆえ中脳の黒質や線条体でのドーパミン分泌量が不足しているパーキンソン病の治療などに用いられ、効果発現はやや緩慢ですが十分な維持量により安定した効果が期待できます。
使用上の注意
使用してはいけない場合
塩酸プラミペキソール水和物過敏症、妊婦
慎重に使用すべき場合
精神症状、重度心疾患、腎臓疾患、低血圧、高齢者
副作用
傾眠、消化不良、過敏症状(発疹などのアレルギー症状)、吐き気、幻覚、突発的睡眠、悪性症候群(発熱、意識障害、高度の筋硬直など)
重大な副作用
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、横紋筋融解症