解説
『アレンドロン酸ナトリウム』は、
骨粗鬆症の薬に用いられる医薬品成分です。
作用
破骨細胞による骨吸収を抑える作用があるため、骨からカルシウムが遊離するのを防ぎ、骨密度を増やして骨の強度を維持する効果が認められています。主に骨粗鬆症人に用いられていますが、男性患者での安全性・有効性は確かめられていません。
使用上の注意
使用してはいけない場合
30分以上の座位不能者、アレンドロン酸ナトリウム水和物過敏症、低カルシウム血症
慎重に使用すべき場合
上部消化管障害、重度腎機能障害
副作用
黄疸、出血性胃炎、口腔内潰瘍、顎骨壊死、顎骨骨髄炎、低カルシウム血症、中毒性表皮壊死症、食道障害(食道炎、食道潰瘍、食道穿孔など)、胃・十二指腸潰瘍、肝機能障害
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折、過敏症状(発疹など)
製薬会社
日医工、テバ製薬、東和薬品、マイラン製薬、共和薬品工業、日本ケミファ、シオノケミカル、科研製薬、富士製薬工業、大興製薬