解説
『イコサペント酸エチル』は、
循環器系の薬に用いられる医薬品成分です。
作用
いわし・さば・にしんなどの青い魚類に多く含まれる成分で、血小板の持つ凝集・粘着機能を抑える作用があるため、血管内に血栓ができるのを抑制する効果が示します。主に閉塞性の動脈硬化症に伴う潰瘍・痛み・冷感を改善するのに用いられ、血中のコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)を減らす作用もあるため、高脂血症などにも用いられます。
使用上の注意
使用してはいけない場合
出血
慎重に使用すべき場合
生理期間中、出血傾向、手術予定、抗凝固剤使用者、血小板凝集抑制剤使用者、妊婦
副作用
貧血、吐き気、嘔吐、胃部の不快感、食欲不振、口の渇き、胸やけ、せき、呼吸困難、腹痛、腹部膨満感、下痢、肝機能障害
重大な副作用
過敏症状(発疹などのアレルギー症状)、出血
製薬会社
日医工、沢井製薬、ニプロファーマ、メディサ新薬