解説
『硫酸ポリミキシンB』は、
感染症などの薬、
抗生物質に用いられる医薬品成分です。
作用
細菌の細胞膜に障害を及ぼして死滅させる作用があるため、細菌の増殖を抑制する効果を示します。この系統の成分は体内に吸収されないため一般的な感染症には用いませんが、大腸菌やエンテロバクター、緑膿菌などグラム陰性桿菌には強い抗菌力を示します。
使用上の注意
使用してはいけない場合
硫酸ポリミキシンＢ過敏症、コリスチン過敏症
慎重に使用すべき場合
腎機能障害、鼓膜穿孔、耳の手術後、妊婦
副作用
腎機能障害、知覚異常、めまい、頭痛、発熱、運動失調、視覚異常、舌や口唇のしびれ感、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢
重大な副作用
過敏症状(発疹、かゆみなどのアレルギー症状)