医療用医薬品

カリジノゲナーゼ

先発/後発 後発医薬品(ジェネリック医薬品)
医薬品成分 カリジノゲナーゼ

解説

『カリジノゲナーゼ』は、循環器系の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

キニノーゲンからキニンを生成して血管内皮細胞にあるブラジキニン 2(BK2)受容体と結合する作用があり、ホスホリパーゼ C を活性化し、NO合成酵素を介し内皮細胞内にNO を産生します。その結果、NOは平滑筋細胞内でグアニル酸シクラーゼを活性化し、サイクリックGMPを介して血管平滑筋を弛緩させる効果を示します。また、キニンはブラジキニン2受容体で膜結合ホスホリパーゼA2にも働いてアラキドン酸を遊離させ、それにシクロオキシゲナーゼが作用して血管内皮細胞でプロスタグランジンの合成が促進し、血管平滑筋が弛緩します。この成分は高血圧・メニエール症候群・閉塞性血栓血管炎(ビュルガー病)・更年期障害・網脈絡脈循環障害など、脳の血液循環の改善や四肢や脳の末梢血管を拡張する目的で用いられています。

使用上の注意

使用してはいけない場合

脳出血直後

副作用

熱感、食欲不振、上腹部痛、下痢、便秘、胃部不快感、吐き気、嘔吐、頭痛、動悸、肝機能障害

重大な副作用

過敏症状(発疹などのアレルギー症状)

製薬会社

共和薬品工業