作用
体内で男性ホルモンと同様の作用を発現して男子性腺機能や造精機能を高め、男子性腺機能不全や男子不妊症を改善する効果があります。また、エストロジェン(卵胞ホルモン)の働きを抑制する作用もあるため、エストロジェンにより増殖が進む乳がんや子宮がんなどの治療にも用いられています。
使用上の注意
使用してはいけない場合
アンドロジェン依存性悪性腫瘍、肝機能障害、妊婦
慎重に使用すべき場合
25歳以下、心疾患、腎疾患、腎疾患の既往、がんの骨転移
副作用
黄疸、脱毛、皮膚色調の変化、多幸症状(理由もないのに幸福感に満たされて、浮き浮きする)、多毛、にきび、色素沈着、月経異常、陰核の肥大、性欲亢進、勃起の持続、変声(女性の場合)
重大な副作用
過敏症状(発疹などのアレルギー症状)、吐き気、嘔吐、食欲不振、肝機能障害、治りにくい声がれ、陰茎肥大、持続性勃起、睾丸萎縮、精子減少