『フランカルボン酸モメタゾン』は、鼻の薬、アレルギーの薬、ホルモン剤に用いられる医薬品成分です。

強力な作用を持つ皮膚疾患用の副腎皮質ホルモン成分で、細胞の核内受容体と結合すると特定のタンパク質が合成され、白血球の遊走抑制、ヒスタミン・キニンなどの炎症性ペプチドの抑制による血管収縮、線維芽細胞の増殖抑制など数多くの作用を発揮し、皮膚の炎症・腫れ・痛みなどを抑える効果を示します。この成分はステロイド外用薬の強さを表す分類の「２群」で効果は非常に強力であり、噴霧型による鼻粘膜用では症状がひどい場合に用いられます。

フランカルボン酸モメタゾン過敏症、細菌性皮膚感染症、真菌性皮膚感染症、ウイルス性皮膚感染症、動物性皮膚疾患、湿疹性外耳道炎、潰瘍、重度火傷、重度凍傷、治療薬の無い感染症、全身性真菌症

妊婦、結核性疾患、未治療の感染症、眼の単純ヘルペス、反復性鼻出血

易感染症、毛細血管拡張、下垂体・副腎皮質系の機能抑制、疼痛、にきび、皮膚萎縮、多毛、色素脱失(肌の色が抜ける)、口囲皮膚炎、紫斑、刺激感、乾燥、紅斑

眼圧亢進、白内障、呼吸困難、血管浮腫、アナフィラキシー様症状、過敏症状(薬を使用した部分に、かゆみ、焼けるような感じ、水疱(水ぶくれ))

MSD