作用
延髄の咳中枢に働いて咳反射を抑制する作用があるため、感冒・気管支炎・肺結核などに伴う咳を鎮める効果を示します。また腸管蠕動運動を抑制する作用もあるため、腸の運動を抑えて下痢を止める効果も発揮します。
使用上の注意
使用してはいけない場合
重度呼吸抑制、気管支喘息発作中、重度肝機能障害、心不全、痙攣状態、急性アルコール中毒、出血性大腸炎、細菌性下痢、アヘンアルカロイド過敏症
慎重に使用すべき場合
心機能障害、呼吸機能障害、肝機能障害、腎機能障害、脳の器質的異常、代謝性アシドーシス、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能低下症、薬物依存の既往、排尿障害、尿道狭窄、器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス、痙攣の既往、胆嚢障害、胆石、重度炎症性腸疾患、ショック状態、衰弱状態、尿路手術後、消化管手術直後、妊婦
副作用
過敏症(発疹、かゆみ)、不整脈、血圧変動、顔面紅潮、ねむけ、めまい、眼の調節障害、発汗、吐き気、嘔吐、便秘、排尿障害
重大な副作用
依存性、気管支けいれん、禁断症状、喉頭浮腫、呼吸抑制、錯乱、せん妄、麻痺性イレウス、無気肺
製薬会社
武田薬品工業、第一三共、高田製薬、イセイ、日本新薬、丸石製薬、シオエ製薬