解説
『塩酸メトキシフェナミン』は、
呼吸器系の薬に用いられる医薬品成分です。
作用
気管平滑筋にある交感神経β₂受容体を選択的に刺激する作用があるため、気管支筋の痙攣を和らげるとともに気管支を拡げ、空気の通りを良くする効果を示します。主に気管支喘息や気管支炎などの気道閉塞性障害に用いられており、喘息治療剤成分のジプロフィリンやアレルギー性疾患治療剤成分のマレイン酸クロルフェニラミンなどを配合したものもあります。
使用上の注意
慎重に使用すべき場合
甲状腺機能亢進症、高血圧、心疾患、糖尿病
副作用
頻脈、頭重、悪寒、発汗、不快、不安、違和感、息苦しい、動悸、不整脈、血圧の上昇、ほてり、頭痛、不眠、めまい、神経過敏、ねむけ、吐き気、嘔吐、のどの渇き、血清カリウム値の低下、食欲不振、便秘、腹痛
重大な副作用
過敏症状(発疹、かゆみなどのアレルギー症状)、アナフィラキシー様症状