解説
『ベザフィブラート』は、
循環器系の薬に用いられる医薬品成分です。
作用
血液中のトリグリセリドを遊離脂肪酸へと分解する酵素であるリポタンパクリパーゼ（ＬＰＬ）の働きを活性化する作用があるため、血液中のトリグリセリドを減少させる効果を示します。また、肝臓で遊離脂肪酸からトリグリセリドに合成するのを阻害する作用もあるため、血液中のトリグリセリドの増加を抑制する効果も発揮します。
使用上の注意
使用してはいけない場合
血液透析、重度腎疾患、ベザフィブラート過敏症、妊婦
慎重に使用すべき場合
腎疾患、肝機能障害、肝機能障害の既往、胆石、胆石の既往、抗凝血剤使用者、ＨＭＧ‐ＣｏＡ還元酵素阻害剤使用者、スルホニル尿素系血糖降下剤使用者
重大な副作用
アナフィラキシー様症状、黄疸、多形紅斑、過敏症状(発疹など)、食欲不振、吐き気、嘔吐、心窩部痛、腹部膨満感、下痢、筋肉痛、肝機能障害、腎機能障害、脱力感、顔面やくちびるのむくみ、横紋筋融解症、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)