解説
『メチルドパ』は、血圧の薬に用いられる医薬品成分です。
作用
中枢において交感神経α₂受容体を刺激する作用があるため、交感神経活動が抑制されて血管が拡張し、血圧を下げる効果を示します。
使用上の注意
使用してはいけない場合
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変活動期、モノアミン酸化酵素阻害剤使用者、メチルドパ過敏症
慎重に使用すべき場合
肝疾患の既往、肝機能障害、妊婦
副作用
ふらつき、起立性低血圧、脱力感、口の渇き、下痢、過敏症(発疹)、尿が黒っぽくなる、だるさ、肝炎、発熱、頭痛、ねむけ、めまい、徐脈(脈が遅くなる)、知覚異常、吐き気、嘔吐、食欲不振、性欲減退、鼻づまり、むくみ、抑うつ、黒舌、乳汁分泌
重大な副作用
うっ血性心不全、狭心症、血小板減少、血管炎、骨髄抑制、心筋炎、全身性エリテマトーデス様症状、中毒性表皮壊死症、舞踏病アテトーゼ様不随意運動、無顆粒球症、溶血性貧血