医療用医薬品成分

ヨウ素レシチン

解説

『ヨウ素レシチン』は、甲状腺の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

消化管から無機のヨウ素イオンの形で吸収され、それが甲状腺に取り込まれて甲状腺ホルモンに生成に用いられるため、甲状腺ホルモンの生成・分泌を促す効果を示します。また、末梢血リンパ球に直接作用し、抗原特異的に誘導されるT細胞の増殖分化亢進およびサイトカイン・IgE産生を抑制する作用があるため、アレルギー症状を緩和する効果も期待できます。

使用上の注意

慎重に使用すべき場合

慢性甲状腺炎、バセドウ病、先天性甲状腺ホルモン生成障害、妊婦

副作用

低カリウム血症、体重増加、軽い胃腸障害、血圧上昇、むくみ

重大な副作用

過敏症状(発疹などのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発品]

ヨウレチン