医療用医薬品成分

プロベネシド

解説

『プロベネシド』は、痛風の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

近位尿細管において尿酸の再吸収を阻害する作用があるため、尿酸の排泄が促進され、高尿酸血症を改善する効果を示します。また、ペニシリンやパラアミノサリチル酸(パス)が尿中へ排出されるのを阻害する作用もあるため、これらの成分の作用を持続させる目的で用いられることもあります。

使用上の注意

使用してはいけない場合

腎臓結石症、重度腎機能障害、血液障害、プロベネシド過敏症

慎重に使用すべき場合

消化性潰瘍の既往、妊婦

副作用

血液障害(貧血など)、胃部不快感、皮膚炎、食欲不振、吐き気、嘔吐、頭痛、頻尿、歯肉痛、めまい

重大な副作用

肝壊死、再生不良性貧血、ショック、ネフローゼ症候群、溶血性貧血、過敏症状(発疹などのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

ベネシッド