医療用医薬品成分

プロパゲルマニウム

解説

『プロパゲルマニウム』は、肝臓の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

IL-1、IL-2、IFN-γなどの産生を増加させる作用があるため、細胞障害性T細胞・NK細胞を賦活化し、ウイルス感染細胞を破壊する効果を示します。また、抗体産生能を増強することにより抗原の排除を促すとともに、IFN-α/β産生を増強してウイルスの増殖を抑制する効果も発揮します。この成分は主にHBe抗原陽性B型慢性肝炎の治療に用いられています。

使用上の注意

使用してはいけない場合

黄疸、肝硬変、プロパゲルマニウム過敏症

慎重に使用すべき場合

薬物過敏症の既往、重度腎機能障害、黄疸の既往、インターフェロン治療直後、妊婦

副作用

腹部膨満感、口内炎、肝機能障害、食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、めまい、頭痛、手足のしびれ、倦怠感、発熱、関節痛、むくみ、血圧上昇、抑うつ、ねむけ、黄疸、月経異常、脱毛

重大な副作用

肝不全、過敏症状(発疹など)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

セロシオン