医療用医薬品成分

ブリモニジン酒石酸塩

解説

『ブリモニジン酒石酸塩』は、眼の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

眼の交感神経α₂受容体と選択的に結合して刺激する作用があるため、眼房水の産生を抑制するとともにブドウ膜強膜流出路を介した眼房水流出を促進し、眼圧を低下させる効果を示します。この成分は他の緑内障治療薬であまり効果が認められなかった場合や、副作用で使用できない場合などに用います。

使用上の注意

使用してはいけない場合

ブリモニジン酒石酸塩過敏症、低出生体重児、新生児、乳児、2歳未満の幼児

慎重に使用すべき場合

脳血管障害、起立性低血圧、心血管系疾患

副作用

過敏症(発疹、紅斑、接触性皮膚炎、丘疹など)、点状角膜炎、結膜炎、眼瞼炎、眼瞼紅斑、眼瞼浮腫、眼掻痒症、眼痛、目の異常感、霧視、眼精疲労、流涙増加、徐脈、頻脈、低血圧、高血圧、呼吸困難、気管支炎、鼻刺激感、不眠症、浮動性めまい、回転性めまい、頭痛、耳鳴り、傾眠、口内乾燥、インフルエンザ症候群、感冒、無力症

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

アイファガン点眼