医療用医薬品成分

バレニクリン酒石酸塩

解説

『バレニクリン酒石酸塩』は、その他の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

脳のニコチン受容体と強く結合して刺激することによってドーパミンを放出する作用があるため、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する欲求を軽減する効果を示します。しかし、この成分によって放出されるドーパミンの量がニコチンの半分であり、ニコチンによるドーパミン放出を抑制する作用もあるため、禁煙を補助する目的で使用されます。

使用上の注意

使用してはいけない場合

バレニクリン酒石酸塩過敏症

慎重に使用すべき場合

重度腎機能障害、血液透析

副作用

めまい、だるさ、吐き気、血圧上昇、不整脈、せき、筋肉痛、色素沈着、腹痛、胸やけ、下痢、動悸、息苦しさ、しびれ、肝機能障害、異常な夢、鼓腸、多形紅斑、血管浮腫、不安、激越(感情の高ぶり)、抑うつ、精神症状、攻撃的行為、敵意、興奮、行動の変化、便秘

重大な副作用

皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、意識障害、黄疸、過敏症状(発疹、かゆみなど)、接触皮膚炎、皮膚炎、不眠、頭痛、悪夢、アナフィラキシー様症状、神経過敏、振戦

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

チャンピックス