医療用医薬品成分

ダントロレンナトリウム

解説

『ダントロレンナトリウム』は、神経の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

骨格筋に直接働いて筋小胞体からのカルシウムイオン遊離を抑制する作用があるため、興奮⁻収縮連関機構を抑えて骨格筋の収縮を和らげる効果を示します。

使用上の注意

使用してはいけない場合

重度心機能低下、重度肺機能低下、肝疾患、筋無力症状

慎重に使用すべき場合

肝機能障害、肝機能異常の既往、腎機能障害、慢性下痢、薬物過敏症の既往、イレウス、妊婦

副作用

脱力感、熱感、言語障害、吐き気、嘔吐、便秘、腹部膨満感、腹痛、胃痛、嚥下困難、肝機能障害、頻尿、尿失禁、しびれ感、視力障害、倦怠感(だるさ)、下痢、食欲不振、呼吸困難、胸痛、血液障害、ねむけ、めまい、ふらつき、頭痛、抑うつ、けいれん、神経過敏、排尿困難、皮膚のかゆみ、目のかゆみ、味覚異常、発熱、せき、寒気、血圧低下

重大な副作用

イレウス、間質性肺炎、呼吸不全、過敏症状(湿疹様・じんましん様の発疹などのアレルギー症状)、日光過敏症(皮膚の直射日光が当たる部分に、湿疹、じんましんなどが出る)、ショック、アナフィラキシー様症状

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

ダントリウム