医療用医薬品成分

アルミノパラアミノサリチル酸カルシウム

解説

『アルミノパラアミノサリチル酸カルシウム』は、感染症などの薬に用いられる医薬品成分です。

作用

結核菌が有しているピラジナミダーゼという酵素によって活性化しピラジン酸となるため、細菌が脂肪酸を合成するのに必要な1型脂肪酸合成酵素の機能が阻害され、結核菌を死滅させる効果を示します。この成分単独では効果が弱いため、多くはストレプトマイシンやイソニアジドなど他の抗結核剤と併用して用いられます。

使用上の注意

使用してはいけない場合

高カルシウム血症、腎機能障害、妊婦

慎重に使用すべき場合

高齢者

副作用

白血球減少、血小板減少、発熱、下痢、胃部不快感、食欲不振

重大な副作用

無顆粒球症、溶血性貧血、黄疸、肝炎、骨軟化症

本成分を用いた医薬品