医療用医薬品成分

セファランチン

解説

『セファランチン』は、皮膚の薬その他の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

ツヅラフジ科植物から抽出したアルカロイドで、細胞膜を形成する脂質二重層に取り込まれることにより、膜攪乱物質による細胞膜の流動性を低下させ、生体膜を安定化させるとともに脂質化酸化反応を抑制する効果を示します。また、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制することによる抗アレルギー作用、下垂体を刺激することによる副腎皮質ホルモンの分泌促進作用の他に、末梢血管拡張作用、毛の成長促進作用、造血機能など様々な働きがあります。

使用上の注意

使用してはいけない場合

セファランチン過敏症、妊婦

慎重に使用すべき場合

薬剤過敏症、薬剤過敏症の既往

副作用

下痢、吐き気、食欲不振、胃部不快感、頭痛、過敏症(発疹)

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー様症状

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

セファランチン